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探しているけど、もう見つからない

私が親に初めて買ってもらったマンガは、「ベルサイユのばら」でした。
小学3年生の時、自分の誕生日に「マンガが欲しい」と親に頼んだのでした。
それが、父が会社帰りに近所の本屋で買ってきてくれた「ベルサイユのばら」全10巻!
忘れもしない、全くプレゼントらしくなくて、古新聞をまとめるようなビニール紐で縛られた10冊…
私は当時、マンガをよく知らなかったので、タイトルを指定できなかったのです。選書は、おそらく母でしょう。(父は母に指定された物を買ってきただけ、と推察します)
9歳の娘の誕生日にこれを選ぶのは、"いかにも母らしい"と思います。

もちろん、「ベルサイユのばら」は私の愛読書になりました。何回も読み、友だちにも読んでほしくて貸したりして。自分の名前を裏表紙に書いていましたね。

それから私のマンガ歴が始まります。

小学生の頃に、最も熱心に読んでいて小遣いで買っていた作品が「キャンディキャンディ」。
友だちが「なかよし」を買っていて、遊びに行く度に読ませてもらっていたのです。けれど、自分のものが欲しくて新刊が出るたびに買っていました。当時、TVアニメとほぼ同時進行になっていました。

「花とゆめ」を買っていた友達もいました。その子の家に行くと読ませてもらいました。ちょっと大人っぽい子だったと思う。

唐突ですが、「キャンディキャンディ」は令和の小学生の姪が"きっと好きなのでは"とひらめいて、今年の誕生日プレゼントにしよう!と思い立ったのです。誕生日はもう少し先ですけど、”善は急げ”です。

古いマンガだし、既に完結しているので、普通の本屋では手に入らないでしょう。
はい、ネットで調べましたとも。

あぁ…
何と残念な結果。
もう版は重ねていないし、古本の市場での高騰ぶりが半端ないです。ちょっと手が出ません。
そして、色々なうわさを含めて、権利を巡って問題があったとの話もありました。

それでもあきらめきれず、本屋に行きました。
本屋の検索機で調べると、当然ながら「店頭在庫:✕(なし)」、「お取り寄せ:△」。サンカクって??

レシートではなく、検索結果の紙です

他の買い物の際に、レジで店員さんに聞いてみました。
「では、調べてみましょう」
と、頼もしいお言葉です。
レジ横の店員さんが使うPCで改めて検索していただきました。つまり、プロ用の情報にアクセスしていただいたのです。
うーん、結果は同じでした。お手数をお掛けしました・・・

公式な手段で”ない”、となれば諦めるしかないですね。(高額な古本は無理、なので)
本当にいい作品なんですけどね~
残念だなぁ😭

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