土用の入り「あんころ餅」ではなくて…
土用の入りは、あんころ餅を食べる―
そんな地域があることを全く知りませんでした。
今年の土用の入りは7月20日、まさに今日のこと。
調べてみると、関西や北陸などの風習なのでしょうか。
関東人の私にとって、初耳だったのです。
それを知るきっかけになった出来事は・・・
おとといのことです。
休暇を取って用事を済ませた後、新宿のデパ地下で見つけた「水ようかん」がものすごく魅力的に思えました。
お店は、京都の和菓子屋「仙太郎」です。
おはぎが有名で、通りがかるといつもお客さんが行列しているのです。
通りすぎるばかりなので、今日こそは、と考えました。
じつは、先月の京都旅行の時に、本店へ行きたかったのだけど、時間切れで泣く泣く諦めたのでした。
水ようかんは、厚さが2センチ弱の板状です。切り分けるものでした。
それも珍しいし、夢の大きさで独り占めもできそうです。
日持ちを聞くと、
「お餅は当日、水ようかんなら4,5日」
とのこと。
その日のうちにお餅を食べきる自信がなかったので、第一印象通りに水ようかんを買ったのでした。
(お餅のお菓子も魅力的だったのですけどね・・・)
甘くてなめらかで、つるりとした舌ざわり。
上品なこしあんの美味しさです。
土用の入りにあんころ餅を食べることを知らなかったけれど、奇しくも土用の入りに合わせて小豆を使ったお菓子が食べたくなるなんて、昔からの暦に合わせた風習は、自然の摂理なのでしょうか。
となれば、「暑すぎる夏を乗り切るため、お餅も食べないと!」と、なまけきった”エアコン室内労働者”が、都合よく解釈いたしました。
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