なんかありそうなコミュ
公園の夕暮れ時、透と円香はレッスンを終えたばかりだった。
薄紅色の空が二人を包み、風が心地よく髪をなびかせる。
「難しかった、今日の振り付け」
透がベンチに腰を下ろしながらぽつりと言う。
「そう?私は特に問題なかったけど」
円香は冷静な表情で答える。
透は微笑んで彼女を見る。
「えー。やっぱ樋口すごいなー。」
「そんなことないでしょ。浅倉、歌はすごく上手いし」
円香は視線をそらしながらも、小さく付け加える。
「ふふっ、ありがと。」
しかし、透はそのまま黙ってしまった。
一瞬の沈黙の後、円香はふと問いかける。
「浅倉は、どうしてアイドルになろうと思ったの?」
透は空を見上げ、少し考える。
「んー、特に深い理由はないんだけどーーーーーー。
でも、歌ったり踊ったりするのは好きでさー、素敵かなって、それで誰かを笑顔にできたら。」
「ふぅん...…」
円香は自分の手元を見つめる。
「私は、証明したかった。自分にもできるって。多分。」
願うな。
浅倉みたいには、
ああ、には、なれない。
なのに…
円香は拳を握りしめる。
「えー、樋口はすごいよ。
いつも一生懸命で、周りを引っ張ってくれるし」
「別に、そんなつもりはない。
ただ、やるべきことをやってるだけ」
透は優しく笑う。
「でも、それが私には、私たちにはとても助かってるんだ。
ふふっ、ありがと」
円香は少し照れたように顔をそむける。「………。」
夕日がだんだんと沈み、街の明かりが点り始める。
「んー、なんか暗くなってきた」
透が立ち上がる。
「夜、見にいく?」
「明日、早いけど。」と円香。
「んー、うちで夜ごはん食べてから見にいく?」
と透はワクワクしながら話す。
「ん」
と円香。
ーご飯を食べ終わりー
「じゃあ見にいくか、浅倉の言う、夜」
と円香。
その道中、歩きながら、透はぽつりとつぶやく。「頑張ろ、これからも」
円香は横目で彼女を見て、「そのための仲間でしょ」
AIと主で考えました。
「Noctiluca(夜光虫)」
「noct(夜)」
「chill(冷やす、くつろぐ)」
うーん。
コミュ名は
「夜光虫がくつろぐ夜」で。
立自摸対々三暗刻でした。