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Mont Blanc Meisterstuck 145 Classic Mechanical Pencil

混一色。
立自摸対々三暗刻です。

今回は、我らがモンブランの
マイスターシュテュック。
マスターピース。
そう。傑作。

この字の斜線がモンブランのカッコよさを引き立てる

そんなマイスターシュテュックの中でも私が持っているのは相当前期型。
まだpix®︎がない時代のものだ。
だから多分40年程度は経っている。
当時の価格ですら8万円とかした。

調べても145のペンシルはまず出てこない。
現行品の165ばかりが出てくる。

売れば、かなりの値段になるが、一生使い倒すとしよう。

まあそんな40年ぐらいも使っているので
軸割れもあるし
クラックもあるし
内部機構の塗装ハゲ
ペン先の金鍍金ハゲ
とかめちゃくちゃ多い。

経年劣化でガッツリ逝きました

でも、すごく好き。
直して使うくらい好き。
本当に、モノを大事にして、使っているキズには「アジ」ってもんがあるよ。
だってしょうがないからねぇ。
時のせいで酸化していって、
脆くなって、
割れちゃって、
色がハゲちゃうんだから。

そんな145をなぜここまで愛しているのか。
それを語っていきたいと思う。


モンブランがお高い理由

デザイン代ですよね。やっぱ。

Mr.old style.
うーんマジで美味しい(?)


クラシカルなデザインだけど、
「あっ!モンブランだ!」
って一目でわかるこの流麗なフォルム。
これこそがモンブランのブランドなんだと思うよ。

字!字!字!

全体評価ってどう?

書き味

お上品。
金属製のコツコツ感、まああるんだけど、
どちらかというと
ノンストレスにスラーっといくエレガンスさがある。

死ぬほどお世話になった


文字は書いていて凄く気持ちがいい。
ペン先は三角形だから、製図とかで定規を使って線とかを引くのは、モンブランのペン自体、向いてない。

でもね、本当に、それ以上に美しさと価値があるペンだと思う。

操作性

これ気にしたら負け。

ツイストの愉しさ。


エレガントなオーラをどこまで持たせるかっていうのをマイスターシュテュックは重視してるから、正直自分は、やや使い勝手の悪いツイスト式であっても全く気にならない。
むしろ慣れればツイスト式のほうが良いくらいだ。

重さ

シッカリとした上下バランスがガッツリ保てている。

この一連の流れが美しいんよ


製図用みたいな低重心という訳ではないんだけど、普通に書いてて疲れないようなプレイバランスになってる。
プレシャスレジンだけで出せる、そこの精度は最強級かもしれない。

買うべきなのか。

ひとえに「買うべき」とは言えないね。

40年に及び使い古されてきた古傷


正直、8万円っていう値段には、いくらプレシャスレジンだって言っても、所詮はプラスチック。
全然価格釣り合っていないし。

買いたい人は

正直、マイスターシュテュックよりも、全然安くていいシャーペンの方が多い気がする笑
でも、それでもモンブランには他にはない圧倒的な王者の風格がある。
そのオーラだけを求めて買うんなら、良いと思う。

このクリップになってるの145だけらしいよ


性能とかを求めたら、絶対コスパ悪いって言って終わりになる。
もし買うんだったら、
モンブランの偽物もかなり出回ってるから、
そういう物をしっかり見分けて、
ちゃんと本物を使って欲しい。
偽物掴まされて、モンブランだと思い込んでたら悲しいやろ。
俺もそういう経験あったから。

物事を見極めようぜ。

40年の錆
味がありすぎる


立自摸対々三暗刻でした。

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