【Finnovalley 活動レポート】自然と歴史が息づく場所・岡山県真庭市と、「まにこいん」でつながる未来
こんにちは!フィノバレー推進グループの佐藤です。
今回は岡山県の真庭市を訪れ、デジタル地域通貨「まにこいん」の加盟店やクライアントの皆様との交流を通して感じたことをお伝えします!
真庭市ってどんな場所?
岡山県の北西部に位置する真庭市は、自然豊かな地域で、県下自治体の中で最大の面積を有します。特に湯原温泉や蒜山高原は観光地としても有名で、毎年400万人近くの観光客が訪れているんですって。また、勝山地域には戦国時代にひらかれた城下町の歴史を感じる当時の街並みが保存されており、まさに「自然と歴史が息づく場所」として人気スポットになっています。
一方で、人口減少や都市圏への生産年齢層の流出など、地方圏ならではの深刻な課題も。そこで真庭市は、「地域」「経済」「行政」の各分野でのDX化を通じて地域課題の解決を目指す、「真庭市dX戦略計画」を策定し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
『まにこいん』は、真庭市の課題解決に貢献し、真庭市をさらに活気づけたいという思いから、2023年に導入されたデジタル地域通貨です。
市内の商店やイベントで利用できるこのアプリは、『使えば使うほど、真庭が元気になる』というコンセプトのもと、地域経済の循環を促しています。
現在では市民の半数が利用するまでに認知が広がりました!
また、単なる決済手段としてだけでなく、地域と住民をつなぐ架け橋としても重要な役割を果たしているんです。現在真庭市ではこの「まにこいん」がより地域の力になる「スーパーアプリ化」を目指し、フィノバレーも一緒に事業推進しています。
今回私が真庭市を訪れた目的は、現地で開催される「一般社団法人真庭DX戦略推進協議会設立記念フォーラム」に参加し、「まにこいん」をはじめ真庭市が取り組む「スマートシティ」構築について理解を深めることでした。
社長の川田も登壇し、「デジタル地域通貨『まにこいん』から始めるスマートシティづくり」をテーマに、まにこいんの取り組みや実現できるビジョンについて講演。改めて刺激を受ける貴重な時間になりました!
1日目
地元の魅力に出会う
岡山空港に到着し、まず向かったのは「まにこいん」加盟店でもある「真庭あぐりガーデン」。
「ガーデン」という名の通り、自然に調和した個性的な建物に感動...
初めて来たはずなのに、不思議と安心してしまうのは、きっと建物とそこにいる方々がとてもとても温かかったからだと思います。
みんなでランチを楽しんだですが、特におにぎりが絶品で、地元のお米ってこんなに違うんだなあと感動しました!!
お店の方に感動を伝えると、お米はバイオ液肥で育てた真庭の「循米(めぐりまい)」を使用しているんだとか。羽釜で炊き上げたご飯は、噛めば噛むほど甘みが口に広がるのが特徴で、ふるさと納税の返礼品としても人気なんですって。
真庭を応援して、自分も真庭の新たな魅力と出会える。「まにこいん」もそんな取り組みを後押しできたら素敵だな、と改めて感じました。
まにわの未来を考える
その後、真庭市役所に移動し、まにこいんのスーパーアプリ化に向けた取り組みについて、担当課の皆さんと意見交換。デジタル地域通貨の可能性について、真剣な議論が交わされ、今後の展望が広がりました。
実際に顔を合わせることで、市役所の皆さんから
「それなら、こんなことはできる?」
「そのスキームを展開して、ここでも活用できる?」
などなど、『まにこいん』を活用した多くのアイデアが飛び交い、私自身もたくさんの新たな気づきを得ることができました。
そして「一般社団法人真庭DX戦略推進協議会設立記念フォーラム」に参加。テーマは「デジタル地域通貨『まにこいん』から始めるスマートシティづくり」で、うちの社長、川田が登壇し、まにこいんの取り組みや未来のビジョンを語りました。
会場は満席!メモを取りながら真剣に話に聞き入っている方が多く、改めて真庭市の取り組みの影響力の大きさを実感しました。
特に、地元の学生が積極的に質疑応答に参加し、真庭への想いを語る姿が非常に印象的でした。
私も若い世代に地域への愛着を持ってほしいと願っていますが、ふと、自分自身は地元のために何か行動を起こせているのかと問われると、正直難しいと感じる部分があります。
そんな中、行動のハードルを下げるという意味でも、デジタル地域通貨には大きな可能性があると感じています。
このようなリアルイベントで多くの声を聞き、新たな視点を発見できることは、とても有意義だと思いました。
ちなみに、カンファレンス後の懇親会でいただいたオードブルはなんとお昼にたべた「真庭あぐりガーデン」のおにぎり。もちろん5個くらい食べました。
美味しい地元料理を囲みながら、真庭に住んでいる方々から直にお話を聞けて本当に貴重な時間でした!
その後、湯原温泉にある「ゆばらの宿 米屋」に宿泊。温泉最高!!!疲れた体が癒されました。
2日目
初めてなのに、どこか懐かしく感じる場所
2日目の朝、少し時間があったので、宿の周辺を散策。
9月に入社したばかりの小島と湯原温泉の散策マップを手に観光名所「砂湯」を目指して湯原ダムへ。
真庭の新鮮な空気を吸いながら散歩を楽しむ............はずが、実は時間がなさすぎて、ほぼランニング状態(笑)。暑い中、へとへとになりながら湯原ダムになんとかたどり着きました。
汗だくになりながら宿に戻ると、親切なスタッフの方がうちわを渡してくれて、ほっと一息。
その後、「まにこいん」事務局の拠点である修徳館で作業をしたあと、ランチは近所のイタリアン「イル・ターボロ」で。大きな窯で焼いた自家製ピッツァが本当に美味しかったです。
お店の雰囲気もとても温かくて、真庭のごはんが美味しいのは地元の食材を積極的に使っていることから、地域全体で「食」を大切にする文化が根付いているからなのかもしれないな、と感じました。
そして午後、空港へ向かう道中、車窓から見える美しい山々と青空のコントラストに見入ってしまいました。空港に到着すると、今更ながら桃太郎像を発見。岡山県に初めて来たのがなんだか意外なくらい、この場所に馴染んでいる自分に気づきました。
振り返って...
今回の出張では、真庭市の素晴らしい自然と、美味しいお米、そして地元の皆さんの熱意に触れることができました。まにこいんを通じて、地域が一つにまとまり、未来へとつながっていく様子を間近で見て、私もその一端を担えたことに誇りを感じています。
同時に、若い世代にこの取り組みを繋げていかないといけないなという使命感も切実に感じました。
昨今はSNSを使った認知拡大が主流となっていますが、個人的には今回のようなリアルイベントを上手く活用することも非常に効果的だと思いました。
これからも、現場ならではの経験を重ねながら、積極的にアイデアを模索していきたいです!
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