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足るを知る老い方

これまた久しぶりです。
今年62歳になるにあたり、昨年からずっと頭にある
老いることの準備について
良い本があると聞いて読んでみた。

医師でもあった作者が今の「生かすための医療」を
赤裸々に批判している部分は
妙に納得させられた。

作者の父親が癌になった時に「これで長生きしなくて良くなった!」と言っていたというエピソードなど

長生きイコール幸せじゃないというのも
私としては同意である。

子供のいない私達夫婦は、いづれはどちらかが
居なくなり
一人になり、買い物もままならなくなり
病院に行くのも一苦労となる生活は、そんなに
遠い事では無い。

6つ下の主人はまだそんなことを考える事は無く
私だけ着々と老いる準備、死ぬ覚悟を
今からしている。

老いに対して抗う人の方が苦しんでいる人が多く
老いを受け入れて、足るを知るひとは幸せに見えるとも書いてあった。

どうせのたれ死ぬんだから

と、私は常に頭の中で思っている人。
申し訳ないけど孤独死もあるかもしれんし
そん時は行政の人たち、近所の人たちには
ごめんよと思う。
でも、死んでしまったらしょうがない。
後のことまで考えてても、その通りになるとは
限らない。

ただ、家財だけは少なくしておこうと思っている。
母の家の処分をした時の苦労はさすがに
他人にはさせたく無い。

そろそろエンディングノートを書くことをも考える。

あらゆる考えの足るを知ると老いる事も、死ぬ事も
少し楽になる様に思う。

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