
Photo by
satomigoro
面倒を愛でる
趣味でボロボロの車やバイクを自分でカスタマイズして楽しむことが人がいます。
なんでわざわざめんどうな事をするんだろう、と毎回の思っていました。
そして毎回のそういう趣味のひとは
「この面倒くささがいいんですよ、思い通りにいかない感じ」
とおっしゃいます。
正直言ってまったくわからないです。
ただ、最近分かった事があります。
私が趣味を長続き出来ない理由が。
それは、面倒くささを省くがあまり
「過程」をたのしんでいなかったと言う事。
現在、限定無職の毎日は暇で、今まで面倒と思っていた過程を
愛ではじめていました。
ボロボロになったクッションカバーを新しく作ってる時でも
いつも端折って歪んだ縫目も無視して突き進み
出来上がりを見ては 「こんなもんか」とさして満足してもしなかった。
暇の極致になると、
えっ?縫目が曲がった?
そりゃあかん!解いてやりなおしやー!
と嬉々として縫目をほどいていました。
出来上がりのクッションカバーはファスナー部分の縫い目は曲がっていても
とても良い愛おしいものになりました。
