飽き性な女のnote「100日投稿」16日目 幻の蛇
小学生の頃、道端で蛇が死んでいた。
このままだと、きっと自転車やクルマに轢かれてしまうと思ったのだろう。
私は家からホウキと塵取りをもってきて
それを駆使して蛇を茂みの中にへと運んだ。
それからどれだけ時間が経ったのかはわからない。
ある夏の夜
突然の雨の音に目を覚ます。
今ほど夏は暑くはなかったので、窓は開けたまま
網戸のままにしてあった。
窓のそばにベットがらあったので、
このまま開けておくと雨がかかると思い
目を開け窓を見る
すると、その窓の網戸に蛇がはっていた。
冗談のようだか、その時ご丁寧に雷も鳴っていて
稲光もあった。
あまりにも不思議すぎて、これが現実と思えないせいか、怖くはなかったり。
なんなら
「死んだ蛇が挨拶にきたんだな」と思った。
それから蛇は窓の下消えていった。
あれは幻のだったのか。
でも、私の記憶は全く霞む事なく
その時の情景は記憶に残っている。
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