[n]四季報利用者視点のスクリーニング方法抜粋(かぶ1000)(清原達郎氏)


(要約)「貯金40万円が株式投資で4億円――元手を1000倍に増やしたボクの投資術」

  1. 第五章: 株川柳バリュー投資の基本

    • バリュー株投資とは: 利益や資産に対して株価が割安な銘柄を選び投資する手法。

    • 資産バリュー株投資: 企業が所有する資産価値に対して株価が低い銘柄を選ぶ。

      • PBR(株価純資産倍率)を重視する。

    • 収益バリュー株投資: 企業の収益力に対して株価が割安な銘柄を選ぶ。

      • PER(株価収益率)を重視する。

    • 重要ポイント:

      • 過去の株価チャートを分析し、長期的な視点から現在の株価の位置を判断する。

      • 業種や市場によってPRやPBRの基準が異なるため、横の比較、縦の比較、市場の比較を行う。

  2. 第二章: ネットネット株に注目

    • ネットネット株とは: 流動資産から負債を差し引いた正味流動資産に対して株価が割安な株。

      • 例: 1万円札の入った財布が5000円で売られているような銘柄。

    • ネットネット指数:

      • 換金性の高い流動資産から総負債を引いたものが時価総額より大きい銘柄。

    • カタリスト(株価上昇の材料):

      • 配当性向や配当利回りの変化

      • 含み益が実現益になる

      • 大株主の株主構成の変化

      • 買収防衛策の廃止

      • 地方証券取引所から東京証券取引所への市場変更

  3. 第三章: 株川柳会社四季報活用術

    • PBRとPERの確認: 過小評価されている銘柄を安く買い、再評価されるタイミングを見極める。

      • 実質PBR: 含み益の7割を加えたもの。

      • グレアム指数: PR × PBRで22.5以下なら割安。

    • 自己資本比率と設備投資の確認:

      • 自己資本比率が高いと企業の健全性が高い。

      • 設備投資の実態を確認し、頻繁な設備投資が必要でない方が収益率が高い。

    • 四季報で得られる情報の補完:

      • 企業の商品やサービスを使う。

      • 有価証券報告書や決算短信を読む。

      • IR情報を確認し、不明点はIR担当者に問い合わせる。

      • 株式総会に出席し、IRフェアに参加する。

用語や手法のエビデンスURL

https://note.com/azusuki/n/n98ec0970ed39

スクリーン手順:

  1. バフェットコードへのアクセス:

    • Buffett Codeにアクセスし、アカウントをお持ちの場合はログインします。

  2. スクリーニングツールの選択:

    • メインページの左上にある「条件検索」メニューをクリックします。ここでスクリーニングの条件を設定します。

  3. スクリーニング条件の設定:

    • 時価総額: まず、時価総額を20億円以上に設定します。これは、かぶ1000が推奨する企業の最低規模です。

    • PER(株価収益率): PERを15倍以下に設定します。かぶ1000は、一般的に割安な株を探す際に、この指標を低めに設定します。

    • PBR(株価純資産倍率): PBRを1倍以下に設定します。これにより、純資産と比較して割安な株を見つけることができます。

    • 純有利子負債 ÷ 時価総額: この指標を使って、純有利子負債が時価総額の75%以下の銘柄を検索します。これは、企業が持っている現金が借金を差し引いてもプラスであることを確認するための条件です。

  4. 追加フィルターの適用:

    • ROE(自己資本利益率): ROEは企業の財務健康度を示す指標です。例えば、10%以上に設定すると、財務的に健全な企業を絞り込むことができます。

    • EV/EBITDA: 企業価値をEBITDAで割ったこの指標を5倍以下に設定すると、利益に対して相対的に割安な企業を見つけやすくなります。

  5. 結果の分析と順位付け:

    • スクリーニングを実行すると、条件に合致する企業のリストが表示されます。次に、純有利子負債比率やPERの低さなど、最も重要な基準で並べ替えます。

  6. 個別銘柄の検討:

    • 結果リストから個別銘柄を選択し、詳細な財務状況を確認します。これには、過去のパフォーマンス、成長の見込み、財務諸表の確認が含まれます。

  7. 選択とモニタリング:

    • スクリーニングしたリストからいくつかの銘柄を選び、投資するかモニタリングを行います。選んだ銘柄が投資基準を引き続き満たしているか定期的に確認します。



(要約)清原達郎氏:我が投資術

  1. 清原達郎氏の投資手法の概要

    • 清原氏は、個人資産800億円を持つ著名な投資家であり、自身の投資ノウハウを本「我が投資術 市場は誰に微笑むか」で公開している。

    • 投資手法は主にバリュー投資に基づいており、企業の現金や有価証券から負債を引いた純有利子負債を重視している。

  2. 投資スクリーニングの具体的な手法

    • 使用ツール: バフェットコード

    • スクリーニング条件:

      • 時価総額: 20億円以上

      • PER(株価収益率): 15倍以下

      • PBR(株価純資産倍率): 1倍以下

      • 純有利子負債 ÷ 時価総額: -75%以下

    • 清原氏は、有価証券の売却時にかかる税金を考慮し、70%の評価を行っていたが、バフェットコードのスクリーニングでは同様の結果が得られる。

  3. スクリーニングの実例

    • 東洋エンジニアリングの分析例:

      • 時価総額: 354億円

      • キャッシュ: 1085億円

      • 借金: 360億円

      • 純有利子負債: 720億円

      • 自己資本比率が低いため、負債が多いことがリスクとして考えられる。

  4. 分析後のアプローチ

    • 清原氏の手法を参考にしつつ、自分の投資スタイルに合わせてスクリーニングした銘柄を一つずつ分析。

    • 自己資本比率やその他の財務指標も考慮し、最終的に投資判断を行う。

投資に役立てられるアクション

  1. スクリーニングの実施:

    • 清原氏のスクリーニング手法を参考に、自分でも同様のスクリーニング条件を設定し、割安な銘柄を洗い出す。

    • 使用するツール: バフェットコードなどの株式スクリーニングツール。

  2. 銘柄分析:

    • スクリーニングで抽出した銘柄について、自己資本比率や純有利子負債、キャッシュフローなどの財務指標を詳細に分析。

    • 特に負債が少なく、キャッシュが豊富な企業を優先的に検討。

  3. リスク管理:

    • 有価証券や不動産などの資産価値に対して割安かどうかを見極める。

    • 自己資本比率が低い場合には、追加のリスク要因として考慮。

  4. ポートフォリオの調整:

    • スクリーニングで得た結果をもとに、既存のポートフォリオを見直し、割安でリスクの少ない銘柄に資金を振り向ける。

  5. 投資手法の検証と改善:

    • 定期的にスクリーニング条件や選定基準を見直し、市場環境や自身のリスク許容度に応じて改善を行う。

  6. 情報共有と学習:

    • 清原氏の投資手法や考え方を学び続け、自分の投資判断に活かす。

    • 同様の興味を持つ投資家と意見交換を行い、知識を深める。

エビデンスリンク

用語や手法の詳細についての信頼できるリンクを以下に示します。


動画の要約

  1. 清原達郎氏の経歴と投資スタイル

    • 清原達郎氏は日本の著名な投資家で、野村証券やタワー投資顧問でキャリアを積み、個人資産800億円を築いた。

    • 彼の投資手法は「逆張り手法」で、他の投資家が注目していない時期に割安な銘柄を購入する。

  2. 清原氏の投資手法

    • 清原氏は「ロングショート運用」という手法を採用し、割安と判断した証券を買い、割高と判断した証券を売る。

    • 個人投資家にはロングの手法を勧め、ショートはリスクが高いため推奨しない。

    • ロングの際に特に注意すべきは、ESG投資や未公開株への投資を避けること。これらはリスクが高く、個人投資家には向いていない。

  3. 割安小型成長株の見分け方と選定基準

    • 割安かどうかの判断には、主にPER(株価収益率)を使用。PERが低いと割安とされるが、成長性も考慮する必要がある。

    • PBR(株価純資産倍率)よりもネットキャッシュ比率(現金から負債を引いたもの)が重要とされる。

    • 割安小型成長株の選定基準:

      1. PERが低い。

      2. EPS(1株当たりの純利益)が成長している。

      3. ネットキャッシュ比率が高い。

      4. 財務が健全であること。

  4. 小型成長株の成長性判断

    • 成長性を評価するためのポイント:

      1. 経営者の成長に対する強い意志。

      2. 優秀な経営陣とそのビジョンの共有。

      3. 業界内の競争に打ち勝つ力。

      4. 成長によって未来のマーケットを先取る。

      5. 経営者の言動が一貫しているか。

  5. 具体的な銘柄選定基準

    • 時価総額500億円以下、スタンダード市場に上場、PERが10倍以下、EPSが右肩上がり、予想ブローカー数が少ない銘柄を選定基準とする。

  6. おすすめの割安小型成長株

    • 動画では「リブリー」という銘柄を紹介。デジタルコンテンツ市場に強みを持ち、今後の成長が期待される。

  7. まとめ

    • 割安小型成長株はプロよりも先行して投資できる。

    • 割安小型成長株をロングで買い、長期保有する。

    • スタンダード市場に上場し、時価総額500億円以下の銘柄をターゲットにする。

    • リスクを理解しつつも、正しい判断をすれば大きなリターンが期待できる。

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