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海外移住1年 10歳の長男に聞いてみた~学校、友達、英語、マレーシアのこと~
妻と3人の子供たちとマレーシアのペナンに移住したShunです。
前回の記事を読んでくださった皆様、フォローやスキをしてくれて本当に感謝です。ありがとうございます。
久しぶりの更新になってしまいましたが、家族がマレーシアに来て1年になるので、10歳の長男に聞いてみました。
学校のこと、友達のこと、英語、そして海外移住について。
40分くらいインタビューした内容をまとめてみます。親として意外と初めて聞くことばかりで、長男がそう考えていたのかというのを知れて、とても良いコミュニケーションの機会になりました。
10歳の長男に聞いた 海外移住1年良かったことは
簡単に長男について紹介します。
小学4年生になった4月のタイミングで、マレーシアのインターナショナルスクールに移りました。日本では公立小学校に通っていて、週1,2日、英語のアフタースクールで2年間勉強していました。
ここから実際のQ&Aのやりとりで紹介していきます。
Q まずマレーシアに来て1年が経ったけどどうだった?
長男)どうだったと言われても。
Q 来てよかったことは
長男)違う人を知れた。あとは英語がうまくなったかな。
Q 違う人を知れたとは
長男)違うカルチャーとか。例えば、ハリラヤ(ラマダン明けのお祝い)、インドのディパバリ、チャイニーズニューイヤーとか、マレーシアにはいろいろな祝いがあって、それらを通じてそれぞれの文化を知ることができた。
英語 移住後の苦しみと乗り越え方
Q 英語は1年たってどう?
長男)最初よりうまくなった。日本でそれなりにやってたから話せると思っていたが、最初は絶望的。授業がわからないし、友達作りも大変。
Q 英語はどのタイミングで伸びたと思う?
長男)来て半年くらいかな。授業でも質問に答えられるようになってきた。先生にも英語が上手くなったと言われた。
Q 何で伸びたと思う?
長男)わからないけど、ライティングに関してはゴールを作ったから。日記を書きまくった。ママにブーブー言いながら。最初は短いよ。最初は3行とか1行。ジャーナリングのCCA(放課後クラブ)に入って。やっぱりやるしかないよね。
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(英語のレベルを上げるために何をするのがいいか本人なりに考えていた)
Q 授業がわかるようになったのはいつくらいから?
長男)最初の1学期はわからなかった。文字だけだとわからない。絵とかをみて想像した。例えば、environmentという単語はわからなかったが、地球の絵とかあったら何となくわかる。
Q 他の情報から推測して?
長男)詳しく覚えていないけどね。
Q 日本で英語の塾に通っていたのは役に立った?
長男)そりゃ役に立ったよ。日本では結構できると思っていた。でも来てみるとコミュニケーションは何とかできるけど、授業は大変。絵とかがないと。言葉だけだとわからない。
Q フィリピンの短期留学は?
長男)あれも役に立った。
Q EAL(英語の補習クラス)はどうだった?
長男)すぐに抜けたいと思った。自分のレベルに合っているところよりも、ちょっと難しいレベルにいる方が伸びるスピードが違う。ちょっとチャレンジングな環境のが伸びるよね。バスケも同じ。
Q 最初学校では日本語を使わないというのを自分で決めていたけど、どうして?どうだった?
長男)結構大事だと思う。(日本語を使っていると)日本人だけのグループになる。学校では日本語を使わないという目標は良かった。日本人と話さないというより日本語を話さない。あと、なるべくGoogleのトランスレートを使わないようにしていた。できるだけね。
Q それは読むとき?それとも自分の考えていることを英語にするとき?
長男)両方だね、書くときはひどいセンテンスになるけど前は。単語やボキャブラリーは調べる。センテンスはスムーズではないけど、自分で作っていた。単語を調べるのには使った。
Q いま苦労していることは?
長男)英語で困っていることは減った。もちろん完璧にはできないけど。
Q きのう英語の映画を見たけどわかった?
長男)大体わかったよ。続編だったし、その前のを見ていたから。字幕はあった方がいい。
新しい環境での友達作り 工夫したことは
Q 友達はどう作った?
長男)すごく仲良い友達を作るには最初は難しかった。話しかけてくる人がいて、友達ができた。英語が少しできるようになって 話しかけてもらうだけはなく、話しかけていくようになったら友達が増えていった。
Q 話しかけることはできた?
長男)最初は緊張した。話せないし
Q 友達作りで工夫したことは
長男)なるべく優しくすること。趣味と好きなことが同じ人とうまくいく。サッカーだったり。あと最初は緊張するけど、それをなくして、いろんな人にオープンに話しかけてみて、例えば、そこから趣味とか合う人と仲良くなっていく。
次男)公園とかでいろんな人が来て、僕は友達になるじゃん。パパは友達になれないの、何でかわかる?話せ。なんでもいいから話す。僕は話したら友達になれる。パパはそれをしない。
Q 漫画とかアニメは友達作りでどう
長男)役に立つね。好きなキャラクターは?とか聞いて話していった。
マレーシアのインターと日本の学校の違い
Q マレーシアのインターはどう?
長男)まあ楽しいよ
Q 何が楽しい?
長男)友達と話すこととか
Q 日本の学校とはどう違う?
長男)教科書がない。iPadだけ。先生がテレビに教材を映す。そこにやることが書いてある。感じるのは頻繁にイベントがある。チャイニーズニューイヤーにあわせて赤い服を着ていくとか。あとは授業がリンクしている。例えば、IPCの授業で森林破壊をテーマに勉強しているときには、英語の授業でもそれに関する文章を読んだり、解決するための方法を書いたり、プレゼンしたりした。社会と理科と国語がそれぞれつながっている感じ。
Q 学校の食事はどう?
長男)学校の食事は美味しくない。自分で選んでいるが、いつもルーティンで、果物と、サンドイッチを作って食べている。あとはたまにチャーハン。日本の給食は最高。
海外移住する前の自分に伝えたいこと
Q 一年前の自分に伝えたいことは?
妻)もともとは日本にいたかったよね。いい友達もたくさんいたし。
次男)でもマレーシアで友達作れたよ
長男)そうだね。だから何も恐れることはない。たしかに日本が良かった。でもマレーシアに来たみたら、来てみたなりにいいことはあるわけじゃん。チャレンジだね。
Q 正直パパがマレーシアに行くといったときはどうだった?
長男)何でと。
Q 海外に行くことを考えている人に伝えたいことは
長男)トライしてみることは大事。マレーシアはいいところだよね。物価も高くないし。生活しやすいし。辛いのもあるけど、食事は美味しいし。あと、人。マレーシアの人は優しい。
Q 家族はどう?海外で生活には家族は大事だよね?
長男)家族はいつでも大事じゃないの。家族が一番。
まとめ 長男にインタビューしてみて
そもそも何で海外移住をすることにしたのか。
海外で子育てをしてみたい。
それは、子供たちのためというよりも、自分のためというのが大きかった気がしています。
自分にとって、海外で家族と暮らすことは、一生のなかで最高の思い出になるはずだと。もちろん子供たちにとっても、英語や多様性を学ぶことは大きな財産になると思っています。
長男に話を聞いてみて、改めて日々、長男から多くのことを学んでいる気がしています。海外で生活することの醍醐味、英語の伸ばし方、友達の作り方、チャレンジすることの大事さ。
子育てを通じて、たくさんのことを教えてもらって、新しい世界を見ることができていると思うのですが、今回特に感じました。