草取り普請
「もうすぐ山を走る人が使うんやろう?草、伸びとるし。」と電話がありました。
5月21日、鯖街道ウルトラマラソン・・
若狭小浜から旧鯖の道(針畑街道)を出町柳まで走るイベントが開催されます。
朽木小川は出町柳までの中間地点にあたり、集会所をエイドとして貸し出すことに。
6月10日にはFAIRY TRAILびわ湖高島トレイルランニングinくつき
朽木の山を一周するトレイルランニングが開催される予定です。
そのロングコース(60km)のちょうど中間地点にあたる朽木小川の集会所が第三エイドになります。
そこで、集会所の伸びてきた草取りをしよう、ということで、
18日午後から女性軍が集まりました。
女性軍、と言っても、小川に在住する女性は私を含めて5人。
それも、平均年齢81歳、最高齢91歳の超高齢社会です。
それでも、草取りは日ごろから皆さんしていることなので、集まります。
夏日が予想され、熱中症注意とお天気お姉さんが言っていました。
本当に陽射しが暑い一日でしたが、標高が高い(300m)こともあり、
風が気持ちいい一日でした。
集会所の周囲を、それぞれ座り込み
草取り用の「カギ」を使いポツポツとお喋りをしながらコツコツと草取りをしていきます。
1時間ほど過ぎた時に一度休憩。
集会所の中に入り、お茶を飲んで、みかんを頂いて再開して合計2時間ほどで終了しました。
夫が最初に移住した20年前には小川には17人の女性がいました。
その頃は草取りもあっという間に終了していたようですが、
今は細々と・・
お寺さんの草取りは無理。お盆前の普請の時に刈ってもらおう。
思子淵さん(お宮)はお祭り前、6月18日に普請があるからその時にしよう。
限界集落の小川、20年前に行えていたことも、
出来なくなってきました。
今は「いるもんだけで出来ることをするしかないやん。」と。
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私たち夫婦が書いた本です。
奈良時代に木材を平城京へ搬出した記録が残る山村、滋賀県高島市朽木小川には、筏流しの神を祀る思子淵(しこぶち)神社への信仰をはじめ、昔ながらの民俗行事が受け継がれてきた。榊治子・著者が、おばあさん、おじいさんによる語り言葉をそのまま用いて、集落の寺事、祝い事、普請、山仕事、麻布作りのことなどをまとめた、学者による記録とはひと味違った民俗誌風フォトエッセイ。
ボク、 ゴン太! 大阪から父と二人で、滋賀の奥山・朽木小川に移住。柴犬・ゴン太くんとの奥山暮らしを、写真と文で綴る一冊です。
「ボク ゴン太!」と「聞き書き 朽木小川」・・・サンライズ出版、お近くの書店・又は取り寄せ購入も。Amazonでの取り寄せ購入もできますヨ。我が家にも在庫あり!