＃6　俺は、ゴキブリのジャンだ！

そろそろか。
時刻は、人間界でいう午後6:30頃といったとこか。
日は完全に落ちたな。
動く時間だ！

———これはあるコンビニでのフィクションである———

ガサガサッ
俺の名は、ジャン！
体長50mmほどもある。
そして、この辺の頭を張っている。

俺の寝床はどこだと思う？
このコンビニの冷蔵庫だよ。
なんでここかって？
考えたらわかるだろ！
冷蔵庫は稼働中、外があったかいんだ。
なんであったかいかは俺にはわからないがな。

さて、無駄話してる暇はねぇ。
ご飯探さなきゃ。

これは何だ？
おお！アメリカンドッグの切れ端じゃないか！
これ旨いんだよなー（笑）
誰が作ったんだよ。
その人間には、お礼言ってやってもいいぜ。
もぐもぐ、ふー旨い
今日は、これにありつけただけでも十分だ。

ん？なんだ？うるさいな。
キャーキャー言いやがって人間どもめ。

ブンッ

うおっ！危ねーだろ！馬鹿野郎！
なんたって俺に新聞紙を丸めた棒で殴りかかってきてんだ。
弱いものいじめなんて卑怯だろ！

ブンッ

マジで危ない！神回避だ！足がかすったぜ
そっちがその気なら乗ってやるぜ！

俺は長年の経験で、お前たちから離れてよけるよりも、お前たちに近づくようによけた方が助かることを知っているんだ！

ブンッ

やっぱ甘いねー。ほらほらこっちだよ殴れるもんならやってみろよ。
壁も歩けない下等生物め！

シューッ

おわ！それは反則だ！
化学兵器を持ちやがって！
それでも、非核三原則を掲げている平和の民か！

とりあえずここから離れないと！
冷蔵庫の下に巣があることを知られるとまずい。
少し遠回りするか！

ブンッ

グエッ！足が一本とれたじゃないか！
痛えよ。母ちゃん。俺が何をしたってんだ！

———

ふー帰ってこれた。足が痛い。
どうしてくれるんだよ、あの野郎
寝まくって自然治癒だなこりゃ。

皆さん。ゴキブリって大変ですよ。ほんとに。
私は、今回この記事を書くにあたってゴキブリがとてもかわいそうに思えました。

そういえば、皆さん。
ゴキブリって視力が低いことを知っていますか？
かなりの近視らしいですよ。
ゴキブリの目の前に眼鏡おいてみたいですね（笑）。

今度、ゴキブリに出会ったとき、皆さんがこの話を思い出してくれたらうれしいです。（笑）
思い出したうえで殴りかかる人も大勢いそうですね。（笑）
まー大勢見てくれているわけでもないんですが。（笑）

次回は、9月26日午後6時頃に挙げます。

また、暑くなるみたいですよ。
急な温度変化で体調を崩さないよう、ご自愛ください。