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Vivant 1話感想

友人からのオススメで見始めました。

1話だけです。

まず、Tverで最新話までまだ見れます!良い時代になりましたね。しかも無料ですからね。好きな時間に好きなものを見れるのは最高ですね。
むしろ、リアルタイム視聴の価値が薄まっているような気がします。プロスポーツとか鮮度が大事なニュースならまだしも、ドラマであればリアルタイム放映の価値は無くなっていく気がしました。

さて、感想としては、最初から引き込まれる!

広大な砂漠に1人で歩いている。というシーン。
日常生活していたらありえないシーン。しかも日本のサラリーマン風の人が。
なんでこうなっちゃったのか?なんでスーツ脱がないの?とか色々ツッコミが自然と出ちゃうのです。ツッコミができる時点で真剣に見てると言うことなのでハマっちゃってますよね。

さて、そしてすぐなぜサラリーマンが1人砂漠を歩いているかの説明が始まります。
主人公(堺雅人)は日本の商社のサラリーマン。
再生可能エネルギー事業のために中央アジアの架空のバルカ共和国に投資しています。
ただ、身に覚えのない送金が行われ、会社に損失を与えてしまう。

損失を取り戻すために、送金先の会社に返金の依頼をしにバルカ共和国へ向かうという背景でした。

なぜ誤送金が起きたのか、誰かの人為的な手引きがあったことの匂わせやトリックがあることは想像されるが、全体的なストーリー背景としては違和感がない。
そして商社マンは大変だな。
大阪や福岡に飛ぶのではなく、海外ですからね、言語も英語でないみたいです。そんな中、こちらの事情と相手の状況を確認して依頼をする。言語の壁の大きさと相手の事情を勘案しつつ自分の目的に近づけるよう行動していく力が求められるのだと思いました。

さて、堺雅人は無事バルカ共和国に着き送金相手にも会えたのですが、この送金相手は中々曲者です。もらった予定より多くの契約金をすでに別の団体へ送金してしまったと言うのです。確実にクロですね。人を騙すことを決め込んだ上での対応です。信頼できる相手でもないですね、、ここも商社の新規投資開拓の難しさを見れる気がします。

そしてたらい回しに更なる送金先に単身乗り込むのですが、そこはテロリストと関わりがある建設会社であるそうです。。
もうここから普通のサラリーマンでは無理だろ、、と言うツッコミ殺到しました。テロリストということで当然なんでもありです。拳銃も持っていますし、不注意による契約の破棄をお願いするなんて論理が通じる相手ではないと思います。ただでさえ現代社会に不満がある人達なんでしょうから。

案の定、テロ活動に巻き込まれ、堺雅人も重症を追います。また民間人にも被害を出した爆破事件の関与を疑われて地元警察から追われる身となります。ゆくゆくは指名手配までされます。一気に犯罪者です。
途中合流した阿部寛に「お前は国際的な重要問題に巻き込まれたんんだ」と言われますが、感想としては首を突っ込んだに近い気がします。もう一般サラリーマンの感覚からすると、バルカ共和国でテロリストと関係が深そうな企業が関連してる、、と分かった時点で引き返せ!というツッコミなのですが、ドラマとしては面白くないですものね。
ぶっ飛んでいて面白いです。

また途中出てくる登場人物が優秀すぎます。
堺雅人を助けた、外交官の阿部寛は1人でテロ組織に近づく胆力もさることながら、とっさの判断でテロリストを正確に拳銃で射抜く行動力判断力がピカイチです。また地元警察からの逃亡劇の指揮計画も優秀です。

他にも現地で国際医師として活躍している二階堂ふみは、3年も現地で暮らし現地の人々と信頼関係を気づいた上で主人公達と活動を始める。同じ日本人ということテロの共謀を疑われ一緒に逃亡をすることになるのだが、過酷なサバイバルも引けを取らずに付いていく体力も持ち合わせている。

などなど登場人物が魅力的かつ、ストーリーが謎を残しつつも全体のロジックは破綻していなくて納得感がある。

非常に面白いドラマでした。
一気見したくなる欲求を抑えて毎晩1話程度の楽しみにしたいと思います。