【ボディランゲージ】犬のきもちを知ろう

みなさん、犬のボディランゲージというものはご存じですか?

なぜ急に犬の話なのかというと、先日記事のテーマに悩んでいた時のことでした。
トリマー学校に通っている私の姉が、愛玩動物飼養管理士についての教科書を渡しこう言いました。

『犬のことを書け』

はい、お姉さま!というわけで教科書の中でも気になった、犬のボディランゲージについて綴りたいと思います。

ここだけの話、姉は愛玩動物飼養管理士1級保持者でした。愛玩の職種関係者がこの記事を見るかもしれないので宣伝しときます!同い年にして素晴らしい姉です。


ボディランゲージとは?

犬のコミュニケーションの主な方法は、「ボディランゲージ」「匂い」「鳴き声」です。
その中でもボディランゲージとは、目、耳、鼻、口、しっぽ、姿勢などから、犬同士がを意思を伝えあうものです。うれしい時にしっぽをブンブン振ったりするのも、ボディランゲージのひとつです。

性格や周りの環境も含めてしっかり見ていれば、愛犬のきもちを理解することが出来ます。

今回は文面だけですが、また後日イラスト付きにしたいと思います♬

ボディランゲージの種類


1.幸せ・リラックスしている状態

リラックスしている状態では、強ばったり緊張はしていません。
これは人間も同じですよね。

少しだけ口元が緩み、表情が豊かな犬は下の歯が見えていることが多いようです。
耳は自然な様子で前を向いていますが、気になるものがある場合は左右前後に動かしたり広げたりします。

自身に溢れている時はしっぽをぴんと立てています。少し下がった状態で左右にゆったりと振っていれば、リラックスしているサインです。

特徴
〇姿勢:リラックスし、全く緊張していない。
〇口:少しだけ開き、歯は見えない。
〇目:通常の形、サイズで大きく見開いたり白目が見えたりしていない。
〇耳:リラックスして通常の位置にある。
〇しっぽ:垂れていない。または、ゆったり横に振る。

2.動揺・不安な状態

逃げるか戦うべきか判断しているときは、たいてい体がピタッと動かなくなります。
もし自分よりも相手が優位な場合であれば、腰が引けてうなだれるような姿勢になり、重心が低くなります。耳を完全に倒したり、伏せをしたりお腹を見せているときは、恐怖を感じて服従の態度を示しているのです。

口元をキュッと引き締めているときは、何かに警戒したり集中している証拠。

あくびをしきりにする場合は、ストレスや不安を感じている可能性も。気持ちを落ち着けるためにあくびをするようです。

特徴
〇姿勢:固まるか緊張している。場合により背中を丸めたり、お腹を見せたりする。
〇口:閉じている。またはしきりにあくびをする。場合により、涎をたらしたり唇をなめたりする。
〇目:大きく見開いているか、通常よりも白目が見えている。場合により、細めている。
〇耳:垂れているか、後ろに倒れている。
〇しっぽ:素早く振るか、後ろの間にはさむ。

3.恐怖・攻撃(敵意)

このサインは注意して観察しましょう。
攻撃的な行動が頻繁にみられる場合は、ドッグトレーナーに相談した方がいいでしょう。

耳を持ち上げるかピンと立てているときは、何かを警戒し、すぐに行動に移せる状態をとっています。耳は関心のある対象に向けられるため、多くは警戒しているものの方を向いています。

恐怖から相手を威嚇せざるを得ないときは耳を後ろに倒しながら唸ったり、歯をむいたりします。
唇を引いて歯を剥き、鼻の上側にしわを寄せているときは大抵が攻撃のサインなんですよ。

さらにしっぽをたらすか後ろの足の間に挟むのは、居心地の悪さ、不安、恐怖を感じているからかもしれません。
素早くしっぽを振り、防御態勢をとるかしきりに吠える場合は、ひどく興奮しているか苛立っている可能性があります。近寄るときは要注意です。

立ち上がり体を大きく見せようとしてきたら、自己主張または攻撃のサインです。

噛みついたり甘噛みをする。これは「離れろ」という明確な警告で、通常は脅威を感じていることを示します。
まだ幼い子犬であれば噛みつきや甘噛みをよくするものですが、幼いうちから嚙んではいけないとしっかり教えこまなければなりません。 

噛みついて離さないのは、危害を加えようとしているサインです。
愛犬にこのような行動が見られる場合は、獣医師かドッグトレーナーに相談してください。

特徴
〇姿勢:固まるか緊張している。背中の毛が逆立つこともある。
〇口:歯を見せ、特に牙をむいている。噛みつこうとしたり、うなったりする。
〇目:大きく見開き、じっと見つめる。
〇耳:後ろに倒す。または、持ちあげたりピンと立てる。
〇しっぽ:素早く振るか、後ろ足の間に挟む。小刻みにしっぽを振ることもある。

最後に

このようなボディランゲージを知ることで、あなたも愛犬も他の犬と安全に触れ合うことが出来ます。

愛犬との様々なコミュニケーションが楽しめるようになるので、是非覚えて帰ってくださいね。(^▽^)/


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