- my own thoughts - 平和の基本はなりわい
泣き叫ぶ子供、泣くこともできない赤ちゃん、絶望する大人達。
中村先生は、医療では、全ての命を救えない事を目の当たりします。今、一番必要なのは、おいしい水。それを得るために用水を建設すること決意されます。
自然の脅威を思い知る事態に陥っても諦めずに 先人たちの知恵に敬意を表し、学び、成し遂げられました。
まるで月面のような砂漠に緑が蘇った時、水のせせらぎや木々のささやきが聞こえるような気がしました。川で遊ぶ子供達の笑顔、農作業を楽しむ大人達の笑顔。
それを温かく見守る中村先生の笑顔は、どこかに寂しげです。最愛の息子を亡くされたから。
「平和は理念ではない 現実である」 この言葉に なりわい を守ることが平和の基本だと思いました。
なりわいが崩壊する時、人々は武器を持ち、引き返せない戦いを始めてしまう。私利私欲で無責任な国が火に油を注ぐように加担する。そこには、平和も愛も無い。
教えてくれたのは、中村先生です。どうかあの世で息子さんと再会し、この世で出来なかった父子の絆を取り戻してくださるようお祈りします。
そして私達に今できることは、憲法9条を守ること。投票にいくこと。繋いでいくことです。
「荒野に希望の灯を灯す」中村哲先生のドキュメンタリー映画をみました。
https://youtu.be/rgc3pSFiZ8s?si=9q4_pX2BQVU5dWtS
今でも各地で上映されています。
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