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68 記憶を消して又、出会えるとするならば…

 つまらない毎日。 年老いていくのが鏡を見る度に分かる。  今頃あの人はどうしてるんだろう…    
  やっぱりnoteに自分の気持ちを吐き出したくなる…  
 最近、記憶を消して又みたい映画は?とか
記憶を消して行ってみたい場所は?と話になり
私の心の中は 映画や場所よりも
彼との事を記憶を消して又出会えるなら
ってその事ばっかり考えていた。
 関係が終わり屈辱的な今を生きていても
記憶を消した所で同じように惹かれているだろう。 
そして彼もまた同じように
私に興味を持つだろう。

 ただひとつ‥  
  私達の離れる原因でもあった
あの日に戻って、無理をしても
彼に会いに行きたい。

 あの日‥    
令和5年9月。
彼が母国に帰って、こちらに帰国した時だ。
帰って来て私に会いたいと言った。
 お土産を渡したいし、連休があるから
こちらに来て欲しい‥ 無理?
 じゃあボクが○○(私)のとこに又帰ろうか? 
  寂しがりやの彼だからまた私に会いに帰って来るだろうと思っていた。
変な自信さえあったかもしれない。

いつもの流れなら必ず私に会いに帰って来ていた。 私の家族や仕事の事を考えたら
私が彼の所に行くより都合がいい。

 はっきり 会いに帰って来てよ とも
行くよ、会いに行きたいよとも私は言わない。
彼がどう言うか待っていた。
 もし、今回会いに帰って来てくれたら
次回は必ず私が会いに行く、それが順番だもん。 だから年末年始また彼の所に
行くようになるだろうって勝手な想像を。

 曖昧な返事しかしない私。
彼も 会いに帰ろっかなと言うものの
いつものように自分の予定は言って来ないまま連休前日。
 帰らない代わりにお土産は郵送するからって‥  後日、食品やコロン、キーホルダー等
送ってきた。

そして会う予定だった初日には私も彼も部屋を
掃除していた。
電話やLINEでお互いの近況を話した。
 彼は朝、掃除をした後
今の奥さんになる女性達と出かけたのだ。
 2人きりではない、女性3人いた。

 この事は私は彼から知らされていない。
いちいち報告をされてもきっと病むだけだったろう。  行かないで欲しいなんて言えない。
 後日、全く知らない人のInstagramで
彼の行動を知るのだ。
あー私に会いに帰らなかったのは
こう言う事ね、違う女性達と出かけていたのね。  後に遠回しにこの話を聞いたが
お土産を彼女達に渡して、彼女達が行った旅行のお土産も受け取るために
会ってたとの事。 そんな深い関係ではないとその時には考えていたが、結果的にその日に会ってみてやはり『この子良いな』と思ったらしい。 

  私にいちいち言わないだけで、
実は彼も早く彼女を見つけたかっただろうし年齢的にも結婚したかったろうし。
 私がその時に会いに行っていれば
その後が必ず変わっていたと思う。
 早かれ遅かれ私達は別れていただろう。
しかし
別れが令和5年11月の終わりではなかったと思う。 
少しでも長く仲良くしていたかったよ‥
本当に私はズルい人。
  神様が私の行動をずーっとみていたんじゃないかとさえ思う事が
彼と関係を経つと次々に自分に降りかかってきた。
家族の事も、自分自身の事も。
 何で?やっぱり神様に私が
あと少しで終わりにしますから未だけ離さずに
いさせてください そう願っていたからだろう。自分の生活が
ガラッと変わる出来事ばかりが続いた。
 現実を受け止めよう‥
彼との事も身の回りの事も、そう思って
必死で生活していた。 必死で生きていたと
言いたくもなる日々もあった。

あの時、私に会いに帰って来てくれていたら、
あの時、無理をしてでも家族を騙してでも
彼に会いに行っていたなら…
記憶を消して‥    だなんて考えてみた所で
結局、こうなる運命だったんだろうな。

 余談だがフジテレビのニュースでフジ社屋が
映ると数年前に行った不倫旅行を思い出して
しまう。 お台場に行った際、フジテレビを眺めながら
この時、この風景を覚えていようと思い
いつか来るであろう別れの事を少し考えた。
 あの時の私にささやけるなら
令和5年9月に彼に必ず会いなさい、と。

今回は 別れを受け入れてないどこか陰気な私の気持ちを吐き出してみた‥
 これで良かったんだよ 離れてお互いに
良かったんだと心から思う。
でも未だにこうやって昔の事を振り返って淋しくなったりしてるって事は今でも彼を想っているからだろう。
 さあ 今日も頑張って生きよ。

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