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自動運転無人タクシーから見る未来

ベイエリアに住み始めて日々感じることは、
このあたりは、やはりIT、ハイテク産業の
聖地で、常に新しいことが世界で1番先に
起きているということ。

かつて住んでいたNew Yorkのリベラルさに
大いに影響を受けた私ですが、全米で初めて
同性婚を認めた街サンフランシスコの
リベラルさはその先をいく感じがします。

昨年、サンフランシスコでは、自動運転無人
タクシーの24時間営業が認可され、現在
街のいたるところで、無人のEVタクシー
が走っています。

サンフランシスコはマンハッタンのように
人が道にあふれ、信号無視で渡ることが
当たり前の街でないにしろ、これって登山?
と思うくらい急な坂道には、両サイドに
びっしり車が駐車されています。

決して広いとは言えないその道では、
道路工事が行われていたり、緊急車両や
路面電車まで走っているのです。


最初にこのタクシーを見た時の衝撃。
「怖い!危なくないの?」


実際、いち早く解禁されたGMクルーズは、
有人タクシーにひかれた女性を再度
ひきずる事故など、いくつかの事故を
起こして、市が運転許可を停止しています。

また今年の春節初日に、人でごったがえした
中華街にGoogle系Waymoが走りこんで、
一部の暴徒がタクシーに放火した事件も
起こりました。

そんな中、先日テスラが、8月から無人
タクシーへの参入を発表しました。


統計データによると、実は人が運転する車
より自動運転車の方が、衝突事故の発生率や
ケガを負わせるリスクは非常に低いそう。

また人身事故や物損事故への保険請求は
大幅に少ないという保険会社のデータも
あって、高齢者の車の事故が多発している
日本と照らし合わせても、人間の身体機能
や認知機能の低下をとめる薬か何かが
開発されない限り、悲しいがな人間は
やはりAIには勝てないのかもしれません。


だいぶ見慣れたとは言え、夜に無人タクシー
が横に並ぶと、まだホラーにしか思えない
のも正直な感想ですが、料金が安く、チップ
もいらない上に休まず24時間働いてくれる。
そんな無人タクシーが当たり前になる日も
近いのかもしれない。
そんなことを思わせてくれるベイエリアです。


そして日本では、いよいよ2026年から
無人タクシーを運転させるそうですが、
リスクに敏感な私達の国民性を考慮すると
果たしてすんなりいくのかどうか。


アメリカのある研究の近未来予想では、
自動運転無人タクシーが市民の足となり、
輸送コストが10分の1まで下がる。
アメリカの自家用車所有者は80%減少し、
駐車場などがいらなくなっていく。
それに伴い世界の石油需要も減少する。
などの試算を出しています。


日本の超高齢社会と人手不足を考えると
AIに頼るほかなさそうです。

そしてこれから仕事に就く方や転職される方は、
今後AIに奪われる可能性が高い職種は避け、
AIに奪われない仕事を選ぶのがおススメですね。






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