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2024年の振り返りと反省(WIXOSS)


お疲れ様です。さかぐらです。
自分のやったことを文章などで残すことはあまりないのだけれど、年をとった時にちょっと寂しいかなと思い、2024年にちょいちょいプレイしたWIXOSSについて、環境を取り巻くことや自分の考えについて思い出せる範囲で記事にすることにした。

2023年からのつづき、というか『DIVISIONS DIVA』について

2023年のクリスマス、WIXOSSの環境に爆弾が投下された。

ハチャメチャが押し寄せてくる

『DIVISIONS DIVA』発売である。
それまでのWIXOSSのメタゲームと言えば2023年の冬から春にかけて登場したディソナ群が大きく幅を利かせている状況だった。
続く電音部やブルアカといった他IPとのコラボカードたちも粒ぞろいではあったが、環境シェアの最右翼になったことはなかったように思う。
それ以外では『フェゾーネ DIVA with 電音部』に収録されたハイパワーピースで既存ルリグをバックアップする「混沌タマ」等が存在感を見せる環境……そんな中発売された『DIVISIONS DIVA』はまーーーー強かった。
各派閥ともにパワーカードが目白押し、何ならアシストルリグや非チームピースも強いという少々狂いあそばせたパックだった。
特にリソース、やる気、時間全てを食いつくしてくる<<防衛派>>に辛酸を嘗めさせられたプレイヤーも多いのではないだろうか?
そんな中好物はカレー、ハンバーグ、強いカードが座右の銘である筆者が使っていたのは……

ちち、しり、ふとももー!

恐らく最弱候補であるリルであった。
このキャラに思い入れがあるかというと、そんなことは全くない。
お恥ずかしながら、カード公開時点で一番強いルリグだと思ったから使用していた。
《リベレーターズフォース》、《紅将姫 シモン・バール//THE DOOR》のカードパワーにメロメロになってしまったことが原因。
「防衛派も悪くなさそうだけど、リソースガメるだけのデッキだしハンデスドロー要素のあるビートダウンなら全然有利じゃんねぇ」
と本気で思い、プレイし、色んなデッキにまぁまぁ負けた。思ったより止まり、思ったより決まらないの頻発であったことを覚えている。
ちなみに発売前の自己評価はリル≧カーニバル>LION≒タマゴ>エルドラ>グズ子だった。ほんとに目付いてる?
ここからは言い訳になるが……上記の理論が間違っていたかというとそうでもないかなと考えている。
《解放派》(というかリル)のゲームスピードは概ね《防衛派》より二段階早い。即ち攻める側である《解放派》が仕留めそこなっても猶予があるということであり、相手が盤面は落ち着かせることが出来てもダメージレースにて乾坤一擲なんとかならんかいパンチを打てる可能性が出てくる(相手が《闘争派》の場合は後の先でさっとヤられる)。
現環境で<<防衛派>>があきらの影響で相対的に弱くなってしまったことと理論的には同じだと思っているが、《解放派》のデッキに入る40枚の総合的な強さを測れなかったことが失敗に繋がったと感じている。
(気が付いたら《解放派》のカードがどんどん抜けていく!)
結局早い段階でリルを使わなくなり、「黒ディソナ花代」を一番多くプレイしていた。
攻め寄りだけど多少の丸さがあって多くのプランが取れるという自分の好みにかなり適合したデッキであったし、恐らく2024年のWIXOSSでプレイしていて一番面白いデッキだった(次点は「解放派エルドラ」)。また、自分で言ったことのケツを拭く為に《防衛派》を倒すことがモチベーションに寄与していた。ような気がする。

『LEGENDARY DIVA』

そんなこんなで2月24日、『LEGENDARY DIVA』発売。

ぼくは、ミカエラちゃん!

アニメ5期放映当時はてっきりきゅるきゅる~んの後のパックですぐ夢限少女が出ると思っていたものだが、ここに来て満を持して登場。
作中では主人公のあこがれ的なポジションだったが、3人全員やることなすこと陰キャでとても驚いた(カード効果の話だよ!)。
しかしコントロールの王者たる《防衛派》が何故か強化され、おらんことはないものの、トップメタに至らず。
ウムル、タウィルも専用カードである《NEXT GATE》、《極門天姫 ヨグニグラ》と強力なカードを携えてそんぐらいのポジションへ。
アトちゃんはそこら辺で遊んでた気がする。
私的な激アツカードは《混天 A・アロー》をはじめとするレベル1三色チームシグニ達。どれもデッキを作る気になるいいカードたちだった。同時にチームルリグを揃えるため、強いルリグやチームシグニで残念アシストルリグを介護するヒリついたゲーム体験をディーセレ初期ぶりに体験させられる。LIONもマドカも早く分身してくれ!!!!!!とキレながら笑顔でプレイ。対面からは奇異な目で見られていたような気がするが、さながらジョジョ3部にてスターダストクルセイダースの皆にインドの良さを力説するモハメド・アヴドゥルの気持ちである。「ね、いいアシストでしょう これだからいいんですよ これが!」

このレベルのカードを真顔で使う
DIVAのチームだとCard Jockeyが一番好きです

クソデッキを捏ねては解体を繰り返していたら、黒船が到来する。

『RECOLLECT SELECTOR』


古い画像探すのダルいとかそんな気持ち全然ないです!
だからないんだって!!

4月27日、『RECOLLECT SELECTOR』と5種の構築済みデッキが同時発売。
WIXOSS界のローウィン5とも言える初期5ルリグに加え、アーツが収録。
これ以降ディーセレもアーツ中心の環境へとシフトしていく。
筆者はディーセレ生まれHIPHOP育ちなのでアーツの使用経験はゼロ。
アーツを使ったゲーム感に付いていけるか不安だったが、防御面数等はこれまでと大きな変化はなくて一安心した。
強いて言うならばリミットを気にしなくてもよくなったので、防御アーツを引き付けて撃つことが出来るようになったが、アーツの使用タイミングがゲームの分岐点になることも多くてそれはそれでヨシ。
元からSelectorスタイルに適したデザインをしている上記画像の5人のうち大体が環境で大きく躍進(ウリスはムリッス)。
そんな中筆者が選んだルリグは……


ネタ被りじゃねーか!

花代だった。
花代を使った理由として、ぶっちゃけ消去法である。
発売前の大本命と言えば、もちろんルリグ界のハリウッドスターであるピルルクだった。

ブラッド・ピット、トム・クルーズ、水嶋清衣

使わなかった理由としては単純に強く見えなかったことにある。
当時のピルルクと言えばコントロール寄りの「青白ピルルク」が主流。
いくらシナジーがあれど、《コードアート Cヤンデリア》がメインを張り《スタンド・アップ》や《ハウリング・シャウト》が入っているデッキが令和5年に強いと思うことが出来なかった。
かといって他の色を混ぜて強くするデッキ構築を自分ですることもできず、ピルルクがいい感じになったら使うのをやめようと思っていた花代をズルズルとプレイしていた。
花代も途中で《羅石 グランベリル》と中々やるカードをもらったものの、トップメタとしてのパワーがあったわけでもなく。
メインデッキをディソナにしたりチームにしたりと試行錯誤するものの、グッドデッキにたどり着くことなくこの環境を終わってしまったという印象。
正直2024年中で最もモチベーションがなかった気がする。躁鬱か?
しかし、次弾で黒船が到来(3か月ぶり2度目)。

『loth SELECTOR』

あれは……旧世代プレインズウォーカー!?

7月6日『loth SELECTOR』発売、そして……

マジンガー!?!??????

蒼井晶、参戦!!!!!!!!
忘れもしないWIXOSS1期放送当時、筆者は蒼井晶にバッキバキにときめいていた。
蒼井晶に対する愛について詳しく書くと日が暮れてしまうのでこの記事では詳細を省くが、何にせよWIXOSSというコンテンツで一番好きなキャラクターであることに疑いはない。
しかも蒼井晶のレベル3である《あきら☆らっきー》とパートナーシグニである《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》は公開時点から“覇の風格”を漂わせていた。
これは使うしかない。筆者は10年前に買ってちょっと使って家に封印していた蒼井晶の公式スリーブを握りしめてショップへ向かった。

中段左の「や~だポンポン」と下段左の「ここ、ブスがきていいとこじゃないから」のシーンが特に好きです

特にオチもなく、《あきら☆らっきー》は強いカードであり、強いデッキであった。
ハンデスで相手を追い詰めて追加打点をぶち込むデッキの方向性も使用感〇。
なんかクソゲーしてくるひとえ、なんかクソゲーしてくる遊月、なんかクソゲーしてくるけど自分が辛そうなるう子、普通に強いイオナとスター揃いであったが当然のように蒼井晶一本足打法でプレイ。
この時期は蒼井晶“さん”を使わせて頂ける喜びに打ち震え、ゲーム前に感謝の祈りを捧げながらプレイしていた。
上がりすぎたモチベーションは有頂天に達し、人生で初めてカードゲームをやりに飛行機に乗って神戸くんだりまで行って3人チーム戦である「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」にまで参加。

チームメイトの皆さん本当にありがとうございました

とはいっても↑の理由は8割嘘で、いつも2.5次元系のライブやミュージカルに1年に1,2回参加していたものの、2024年は行かなかったので、遠征欲を満たしたいという気持ちが強かった。

「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」

先述の通りカードゲームで初めて遠征をしたので、このイベントについて少し詳細に書く。
結論から言うと、準備30点結果95点ぐらいの内容だったと思う。

まずデッキ決めについて。
3人チーム戦ということもあり、LINEで情報交換しつつチーム全員のデッキを決めた。使用デッキはもちろん……

ジョニー・デップ、キアヌ・リーヴス、水嶋清衣

ピルルクである。は?
言行不一致も甚だしいことは承知だが、理由としてはついさっきボロクソにけなしていたピルルクの主流が「赤黒ピルルク」に変化していたことが一番大きな要因。
「コントロール」から「コントロールプランもとれるミッドレンジデッキ」になりゲームの主導権を握りやすくなった。
また、目の上のたんこぶであった《防衛派》があきらひとえ連合に駆逐されていたり、連合の一人であるあきらに対して非常に強く出れることも追い風だった。
途中までピルルクとあきらを両天秤にかけていたものの、かなり早い段階でピルルクを一本化。チームメイトのうち一人もあきらとピルルクを候補にしていたため、あきらを握ってもらうことになった(あれ、結局チーム内のデッキパワーが上がってなくね……?)

というわけでピルルクでの練習を開始したものの、スケジュール調整があまりうまくできず、試行ゲーム数が多くなかったことが一番の反省点だった。
仕事の都合で他のプレイヤーのホットタイムである平日夜や土日の日中に時間を取ることが難しく、しっかりとプレイする日を2,3日しかとることが出来なかった。
その結果、動かせることには動かせるが「俺は上手い!」と声に出して言えるほど仕上げられなったなー、といった感じに。
その他マッチアップ間の要点の理解不足、チーム内での情報共有への参加頻度の少なさなど……悪い点を上げればキリがないほどだった。
準備期間にあった唯一いいところと言えば、準備段階でめちゃくちゃ負けられたことだと思う。
筆者はゲームにおける練習……というより練習のために負けることがとても苦手である。
ゲームをするうえで練習のためにいつもとは別の行動をとり、結果としていつも通りのプレイより悪いスコアに繋がることは成長の糧として避け得ないものと理解しているが「勝つためにゲームやってんのになんで負けなアカンねん!!!」とどうしても苛立ちが出てしまう。自分が得意なゲームにおいてはなおさらである。
しかしこの「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」の練習ではもうありえないほど負けた。10戦やって1-9とか普通にあった気がする。
幸い自分のWIXOSSのプレイは下手だと自覚していたので、自分のゲーム内での行動が負けに繋がっていることについて、いくらか冷静になることができた。
カードゲームというのはミスプレイをしたり、プランの立て方があまりよくなくても「勝てちゃう」ことが大いにあり得るゲームだが、勝ててしまうと反省するにしても焦点がぼんやりとしてしまうことが多々ある。

結果オーライは短期的にはよいとして、長期的には悪影響を及ぼすこともある

練習の時点できっちり分からされたことにより、やっちゃいけないことを覚えることが出来たのかなとは思う。

ちなみに練習中、「赤黒ピルルク」がそんなに好みのデッキではないことに気付いてしまい、一瞬だけ「解放派エルドラ」に浮気した。ゲーム体験としては素晴らしいデッキだったもののお蔵入りに。
チーム戦で他人がいる以上一番強いデッキ使わないと失礼だろっていうのと、公式記事で「解放派エルドラ」が取り上げられたことによりローグデッキの強みを活かすことが出来なさそうだなというのが理由。
1ターン5ハンデスや唐突なアサシン2面など、数多くの“ドリーム”要素を搭載している面白いデッキではあるのだが……。


結果としては個人チームともに4-1、決勝トーナメント勝ち負けで望外のベスト4。
初戦負けた時はマジで大阪観光どうしようと思っていたけど、そこからスルスルと勝ってしまった。
自分の中で記憶に残るビッグプレイなどもないので、バット振ったら当たるときは当たるんだなぁという気持ちだった。

「REVERSAL SELECTOR」から、今まで

子供のころ好きなリバースモンスターは《墓守の偵察者》でした

「いや~結構勝てたけどマジで運よくって~~~~!!!!!」と周りに歯を見せまくるのもつかの間、10月12日「REVERSAL SELECTOR」が発売される。
アニメから入ってDIVA環境でずっとプレイしていたので、なんかサブキャラがいっぱいラインナップしてるんだなーと思っていたら、全員マニア人気がすごい奴ららしい。そうなんだ。
各色にリミット上昇アーツや(ほぼ)全止めアーツが配られ、環境的にはアンやリメンバ、ちよりがヤれそうな雰囲気を出すも、大正義あきらひとえ連合の牙城を崩すことはできなかった。
つーかこのパック、書くことマジでないな……。

“オーラ”は一流

筆者は「メインカラーが黒」「巨乳」「女が好き」「巨乳」「モチーフが花嫁」「巨乳」「生みの親がめきめき大先生」「女が好き」と見えてる要素だけで既に倍満確定のアルフォウをプレイしようかと思ったものの、本人と関連カードの性能に卒倒。
一方蒼井晶さんは《参ノ遊姫 フンスイショー》という福音がもたらされた他、デッキリストがブラッシュアップされたり、不利対面であったピルルクが環境的に少なくなったりで、山の頂に達していた。強いカードを使うのは楽しい。好きなカードを使うのは楽しい。強くて好きなカードを使うのはとても楽しい。
そんな蒼井晶さんを使わせて頂き、V8エンジンの唸りを感じたり花代に《勇気爆熱》や《不敗炎話》を積んでキャッキャ遊んでたらいつしか外では雪が積もり、こうして2025年になってしまった。

2025年も「FORTH SELECTOR」の発売まで1か月を切り、4月にはブルアカ構築済みと拡張パックが待ち受けている状況である。

なぜか視線がある一点に吸い込まれるとても不思議なカード

筆者の気になるカードはなぜかやっぱり花代。
女女アニメが大好きマンなので、正直アニメ作中の花代さんへの思い入れはゼロに等しいのだが、ディソナから今に至るまでカード性能的にはどれも非常に好み。他のレベル4もおもちゃ性能高いキャラが何人もいるので、遊ぶ機会を増やせたらなぁと思っている。

2025年も、対戦よろしくお願いします。

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