🎉コガさん爆誕🎉

皆さん。

宇宙の水には興味ないですか？

とっても良いエネルギーが入ってくるんです。

この間、わたくし初めての長尺の演技に挑戦してきました。その動画がヘッダーにもある、スクールゾーンchannelで公開されています。（皆さんもう見て頂いたでしょうか？）

オファーを受けた時は、なんか楽しそうだと思い２つ返事でOK出したんですが、そこから収録の日までは、ガクガクブルブル震えて待て状態で、本当に緊張させて頂きました。

スクールゾーンといえば、そのきめ細やかな演技を武器に、他の芸人の追随を許さない唯一無二の芸人。あの竹中直人氏が認めた唯一の芸人でもあり、昔、神保町で開催されたスクールゾーンのライブに竹中直人氏がゲストで登場し、我らが尊師山田ナビスコ氏がサインを貰って1日中デレデレしていた事でも有名になった方であります。

つまり我らが尊師の山田ナビスコ氏をあんなデレデレにしてしまうなんて、竹中直人氏はとんでもなく凄い人だとなったのです。そこから竹中直人は伝説の人となりました。

とにかくスクールゾーンが素晴らしい芸人で、そして素晴らしい後輩だと言う事はこれで十分に伝わったでしょう。

いつものようにてっちりラジオの収録のため、スタンドFMさんのブースに少し遅刻して向かっていると、スクールゾーンはしもから電話がかかってきました。

珍しいなと思い電話を取ると、はしもからこんなことを言われました。

「田畑さん。宇宙の話をして水を売る事はできますか？」

聞いたことない質問。笑

ユースカップでずっと決勝の決勝で辛辣を舐め、ついに頭がおかしくなってスクールゾーンでマル◯に手を出したか。。（気持ちはよく分かるよ、、、）

しかし、よく聞くとYouTubeの話。

そこで宇宙の話をして水を売る”古賀”という人物のオファーを受けたのです。（その時まだ古賀という名前は決まってませんでしたが）

とにかく宇宙の話をして最後に水を売りたい。
俵山が古賀の助手の植田に、僕が阿部になります。

ほんとにマ◯チの話してるみたいでした笑

しかし話を聞いてると面白そう。
僕はそのまま自分の演技力の無さを棚の奥の方にあげ、はしものオファーを（◯ルチに流されるように）受けたのです。

最初は楽しみにだったこの仕事も、、一度落ち着いて考えるとだんだん怖くなり、、スクールゾーンみたいなえぐうまコント師の中で、自分の演技が下手すぎて足引っ張ったらどうしよう。。

そんな事ばかり頭に巡るようになっていましたが、本番の日はちゃんとカレンダー通りやってきます。

家にあるみつをの日めくりカレンダーが、

「失敗して気づくんだなぁ。」

とほんと的を得たような事言っていたのが腹立ちましたが、みつをは何も悪くないので、僕はそのままみつをの日めくりカレンダーを横目に玄関を出たのです。

現場は駒場東大前駅から歩いて10分ほど。

そこにはしもが待っていてくれて、収録するハウススタジオに案内されました。ハウススタジオを借りて収録しているところで、もう一つ緊張度があがります。

「こんな本格的に撮ってるんだ。。。スクールゾーンって凄いな。。」

もうただの素人です。プロの芸人さんってこんなとこでやってるんだぁ〜状態です。

はしもに聞くと、いつもはハウススタジオも借りていないそうですが、今回はこの収録をするにあたって良い場所がなく、仕方なく借りたみたいです。

でもそんな事を聞くと、演技という得体の知れない怪物を前に、これから立ち向かわなければならない僕はこんな事を考えてしまいます。

「絶対失敗出来ないじゃん。。。」

「田畑さん呼んで失敗したなとか思われたらどうしよう。。。」

「トイレ行きたい。トイレ行きたい。トイレ行きたい。」

僕は新しい現場ではそこのトイレに入って一回落ち着くという癖があるんですが、後輩のYouTube収録でのハウススタジオでもばっちりその癖が飛び出して、中に入るや否や、トイレへと駆け込みます。

心を整えて用を足して帰ってくると、スクールゾーンの2人がハウススタジオの家具などのセッティングを話し合い始めました。

「あそこにテーブル置くなら、カメラここかな。」

「そうだね。じゃあ、この椅子はいらないか。」

「うん。いらないね。」

みるみる内に、YouTubeで皆さんが見た景色にスタジオが変わって行きます。僕はそんな2人の仕事ぶりを見て思います。

「うわぁぁぁ、、息ぴったりだなぁー、、、」

「凄いなぁ。きっと2人の中でイメージが共有できてるからこそ、成せる技なんだろうなぁー。」

「失敗出来ないなぁー。」

スクールゾーンの2人もきっと先輩の田畑さんが来てるからあんまり時間を取らせちゃいけないとか思っていると思うんです。そして彼らはどんどん撮影への準備を進めていきます。

しかし、2人が準備や段取りが完璧であれば完璧であるほど、僕の中のプレッシャーは勝手にどんどん上がっていき、今ではもう前人未到の高さまで到達しているのです。

「田畑さん。これで撮るので、ここから入ってきてください。」

俵山からそんなことを言われて、僕は慌てて笑顔でオッケーと言います。
その笑顔には「お前たち段取りも良くてマジでノンストレスだったよ。」と言うアピールが含まれているのですが、もちろんこれはハッタリです。内心は「ちょっ、、このまま行くの？！」という焦りが満ち満ちに溢れ出て溺れてしまいそうだったのです。危うく笑顔で「たすけて・・・」と言うギリギリまでは来ていたと思います。

本当にこのままじゃまずい。。。
僕は勇気を振り絞って「ちょっと段取りとか後で確認させて。」と2人に申し伝えます。これもあくまで自然に、”そこまで必要じゃないけど”もし撮ってる最中にズレが生じたら嫌やから、”ほんまにあくまで大きな流れだけ”確認を”簡単”に”さらっと”させてね！と言う意味の表情を作りながら。

２人からも同意を得られました。
本当に”段取り”という言葉があってよかったです。”段取り”という言葉が無ければ、とても自分はまどろっこしい説明を2人にしていたと思います。
本当に”段取り”に感謝して、テーブルに座りながら段取りを確認します。

はしも「田畑さんは途中から入ってきてもらって、そこで宇宙の話をして水を売る感じですかね。俵山が田畑さん側の女の子で、僕が水を売られそうになる男やります。」

電話で聞いた話と全く同じ内容でした。

たばた「えっ！？ほんまに台本とか細かい打ち合わせ無いんや汗」

はしも「そうですね。基本的にはこんな感じで、そこでの会話の流れに任せる感じです。」

たばた「最終的に水は売るで良いの？」

はしも「それもやりながら、もし本当に騙されそうなら水を買いますし、騙されなさそうなら水は買いません。」

本当に台本なんてありませんでした。
ぶっつけ本番の一発勝負。

僕は本気ではしもに水を売りに行くのです。
僕はそこで悟りました。これはコントだけどガチなんだと。

2人は演じてるけど、その瞬間は本当にその人になりきって話しているということです。これは本当に凄いことです。これをずっとやって来たからあれほどまでに台本には書ききれないスクールゾーンのきめ細やかな超ナチュラルなコントが生まれるのです。（偉そうに語る）

はしも「そうだ。名前だけは決めときましょう。田畑さんってなりたい名字ってあります？」

何も思いつかなかったんですが、自分は”田畑”という如何にも農家出身の身分丸わかりの名字は前々から好きではなかったので、名字をつけて演じることにだけ少し興奮をしました。

そして少し考えた後に、自分は”古賀”という名字になりたかったことを思い出し、ここでは”古賀”と名乗ることにしたのです。なぜか小学生から中学生の頃、古賀という名字がやたらカッコ良く感じていたのです（本当に謎）

名字が決まって、あとはぶっつけ本番。
どうなるかは本当に始まるまで分かりません。

ひえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！

５分のコントもうまく出来ひんのに。ほんまに行けるんかいな。

スクールゾーンの動画などを担当してくれているアシスタントの方が声をあげます。

「それでは行きます！５・４・３・・・」

手で０のカウントを伝え、そこからスクールゾーン2人の即興コントが始まりました。

スクールゾーンchannelの収録開始です。

緊張感がある中、台本のないドラマが、ナマで生まれて行きます。そして息つく暇のないところで、俵山からそろそろ行く匂わせのセリフがありました。

開始から2分。
思ってるよりも早くその瞬間は訪れます。

俵山「そろそろかな・・・あっ！すいません。こちらです。」

入ってこいの合図です。
今から僕は未知なる世界に飛び込みます。
途中で帰ってくることはできない。
まさにこれが終わる時は全て撮り終えた時。
はしもに僕は水を売れるんだろうか？
それとも売れないんだろうか？
今はわからない。
でも決してこれは怖いことでは無いはず。
2人に委ねながらこの時間を楽しめばいい。

動画をご覧になられた方は結果をご存知でしょう。
あんな感じになりました。

如何ったでしょうか？

そして、まだ見られていない方、是非僕の新しい旅の30分間をこちらからご覧ください。

3人で話してる会話は全て宇宙のエネルギーの話。

不思議にも僕は途中から演技の不安やことの顛末がどうなるかの不安さえ無くなっていました。

本当に何時間でもできる。

そんな錯覚に陥ったのです。

何かのエネルギーを感じながらやっていたのです。

上手い人とやると、自然とそのレベルまで押し上げられた経験って誰しもが一回はあると思うんですが、まさにそんな感覚でした。まさか自分がヤ◯ザコントで「金目のもん」さえ言えなかった人間とは到底思えなかったのです。

ここに、コガさん爆誕です🎉

有難いことにコガさんが本当にマル◯の人に見えるの声たくさん頂いてます。秋四宮殿下に見えるの声も時々頂いてきます。どれも嬉しいコメントばかり。コガさんの誕生を皆さんが祝ってくれてるみたいで本当に嬉しい気持ちになりました。

しかし、あなたの周りでコガさんが近づいて来たら、絶対に気をつけてくださいね。