日々雑事2


京浜東北線の大森駅の北口にジャーマン通りという名前の通りがある。大森駅から環七に抜ける通りで住所は山王になる。名前の由来は昔この通りに東京ドイツ学園(1925~1991)があり、ドイツ人の子供達が通っていたことに由来するとの事。なので今通りを歩いてもドイツらしい雰囲気が味わえるわけではない。
この通りにある「あんず文庫」でGW前に新刊と古本を何冊か購入した、連休はあるけど観光に行くつもりはないので積読の貯金のつもりの購入だ。

講談社の「猫にかまけて」町田康著
時間だけはあるので読み出したら全部読んでしまった。我が家にも猫が二名というか二匹在宅してるので、その猫達を眺めながら読み進めた。


もちろんみんなかわいい、かわいいのだがやはり死んでいく猫達もいる。生きて暴れまくる子も、一張羅をズタボロにする子もいる。猫だもの人間の都合では生きない。彼ら彼女からしたら我々は何を楽しみにいきてんねん?という存在だろう。

命を削りながら最後に息を引き取るまでの描写は酷であるが、何かそうしなければいけない覚悟が書いてあった。
いつか来るだろう日の事を、ものすごく身近に感じられた。読んで良かった。とただただ思った一冊でした。

#猫にかまけて #読書記録

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