「後でわかること」の感想
22/7「後でわかること」の世界を想像が及ぶ範囲で解釈しました。
恋人たちに対する思いがあり、そこから「彼」の回想に切り替わること。
それを歌い出しの部分をテープで巻き戻した音で表現する。そのような解釈を何とか導き出しました。作曲の上で使う意味としては「一瞬で昔のことを思い出す」よりも「少し時間をかけて思い出す」ことを重視したのでしょう。
「渋谷」と具体的な地名を歌詞に書いていましたが、「渋谷のどこで、いつの頃を想像するか」で見方が変わると思います。
「恋人たち」の年代だったり、宮益坂なのか道玄坂なのか、センター街なのか。
「ここ」と決め打ちして書くのは現段階では難しかったです。それで「どこで「彼」が恋人たちを見ているか」を書くのを止めました。
「感情」はいつでもついて回るけど、「感情論」になると取り返しがつかないものだと。お互いに意図しないでいても。
その場面を見て「彼」は「手を離すな」と強い表現で思ったのでしょう。
好きだったこと、大切なことのありかは「灯台下暗し」ということか。
二番の「交差点」も敢えて具体的に書かないことにしました。三か所ほど想像したのですが。
些細な温度差に目をつぶったことを後悔しているように思いました。「これが若さか」と言いそうですが、どの世代でもそうだと反省しなければなりません。
その積み重ねが一番につながっているようにも見えます。
「他の景色に目移りしたのも分かる」というのは「他にもつきあえる人がいるのでは?」と取れなくもなさそうです。その是非は置くとして、意地を張ったままお互いに素直になれなかった帰結が「君以外いないって~」になると言えます。
「それ」を指示語に選んだのは、「彼」が別れた後で色々と気が付くのに時間が掛かったことを暗示している気がします。
大江千里さんの「消えゆく想い」と重なる部分とそうでない部分を考えていました。
こちらは歌詞に「もろさ」「厳しさ」とやや強めな言葉があります。一方で「後でわかること」は言葉の選び方が抑制的になっていると思います。
「二度と会うことがない」、「愛した人」に未練があるように取れるのは同じですが、「もう歩き出していること」は共通していると思いました。
「後でわかること」は解釈とか見方が変わったら、その都度投稿することにします。その時は、上述のことで書くのを止めたことも細かく書けたらいいなと。
「彼女」の視点で見た(と推測できる余地のある)曲がリリースされることを期待している面があります。そうでなくても、考えるだけでも違って見えることがありそうです。
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