目黒寄生虫館に行ってきたよ

ずっと行きたかったけど、なかなか重い腰が上がらなかった場所「目黒寄生虫館」に行ってきました

目黒駅から結構歩き(徒歩10分くらい)、なんとなーくふらふらしていると目に飛び込んでくる「寄生虫館」の文字

建物と入り口はあまり目立たないですが、「なるほど、これが寄生虫館か。」と妙に説得力がある字体をしています

中に入ると、思ったより人が多いことにまず驚きました

おそらく、休日ということもあって、お子さん連れやカップルが多い印象を受けました

一階では、あらゆる寄生を行う多種多様な生物が紹介されています

一階で驚いたのは、サンプルの多さです

寄生虫研究に費やしてきた時間を物語るかのように、良い状態で保管されているサンプルを間近に見ることができます

サンプルを液浸してる筒みたいな瓶かっこいい

2階では、寄生虫との闘いの歴史が紹介されていました

研究されていた方を紹介するブースで特に印象に残ったのは、スケッチの繊細さと緻密さが凄まじかったことです

大雑把な人間には到底できない芸当がそこにはありました

もう一つ、2階には病気の原因となる寄生虫、人間に媒介させる中間宿主、感染した人間の病態などを紹介するブースがありました

その中で、最も目を引いたものが、『フィラリアによる陰嚢水腫の写真』です

フィラリア症は、糸状線虫という寄生虫に寄生されることによってかかる病気で、蚊が媒介することによって感染する(厚生労働省検疫所)

どうやらこの寄生虫は、リンパ管に侵入してリンパ管をふさぎ、リンパ管が拡張することによって足が浮腫んだり陰嚢が浮腫んで肥大化するといった症状を引き起こすようです

うーんよくわからない

詳しい人に聞いてみたいことが多すぎる

この浮腫の画像は結構ショッキングなので見たい人だけ検索してみてください

あとは、私はハエの研究をしているので、昆虫関連の展示は写真に収めておきました

ヒトクイバエ、怖すぎですね
ヒトクイバエに限らず、他のハエも人間に産卵して卵と幼虫期は体内で過ごす生活環を持っていて衝撃でした

あとアニサキス標本をゲットしました⭐️

待望のアニサキス標本

標本を選ぶときに、レジのお姉様がアニサキスさんを並べて「みんな少しずつ個体差があるので、好きな子を選んでください」って言ってきて最高でした

好きなアニサキスを選べる世界線ってあるんですね

頭か尾かわからないけど、先端がシュッとなっててスタイリッシュな子を選びました

もう一つ購入した商品が、『死の貝』という日本住血吸虫症との闘いについて記された本です

積ん読がたくさんあるのでちょっとずつ読んで行きたいと思います

非常に充実した素敵な私立博物館でした!

行けてよかったです

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