第416回、AI創作活動の終わりに向けて
「第411回、ランドロイドを生成してみた」の追加記事で、Haiper AIというAI動画生成サイトで、AI動画の無料生成をしている事を書きましたが、6月頭頃に有料事業が始まり、無料で無制限の動画生成が終了してしまいました。
今は無料では、一度に3つの同時生成と一日10個の生成制限がかかっているのですが、制限がかかる前に、めぼしい画像はほぼ、AI動画処理を済ませておけたので、幸いに思います。
月数千円の有料契約で、生成し放題には出来るようなのですが、正直今は、これ以上AI生成をしていられる状態でないので、見送る事にしました。
ちなみにこのサイトのAI動画処理は、元画像に対して、プロンプトの入力をする事位しか出来ないのですが、Runway AIというAI生成サイトでは、画面の動きも複数のつまみで事細かく指示ができる上に、画像にマスク処理をする事で画像内の場所毎に、複数の異なる動きを同時に指示する事が出来る、超優れモノの様なので、拘りを持ってAI動画生成をしたい人はそちらの方がよいのかも知れませんが、とりあえずAI動画を試してみたいという人には、シンプルな構造のHaiper AIの方が使いやすいかも知れません。
Runway AIも、制限付きで無料使用が出来るのですが、有料版は、多機能で高機能な分、Haiper AIよりも値段が高めのようです。
まだ殆どの動画が、スローモーションで僅かに動いている程度なのですが、たまに信じられない程に魂のこもった動きをする事があり、複数の少女達が画面内に映っていると、少女同士でじゃれ合いをしたりもするのです。
(そうです。そういう動画しか生成をしていません)
もちろんそういう生成アルゴリズムが、組み込まれているからなのだと思いますが、理屈ではわかっていても、画像の中の少女に人格がある様に感じてしまうこの衝撃は、なかなか凄い物があります。
それでせっかくなので、これらのAI動画の編集加工をして、ユーチューブに公開する所まではしておきたいと思って、VideoProc Vloggerという無料の動画編集ソフトを使って、人生で初めての動画編集を行っているのですが、大変とはいえ、ブログに公開をした際に画像の基本構成が出来ているので、
なんとかなると思って作業をしていたのですが、何かいつまで経っても動画の編集作業が終わりません。
それで作業の計画を立て直そうと、改めてリスト化をしてみた所、何と動画の本数が60本以上ある事がわかり、呆然としてしまいました。
今まで一度も動画制作をした事がないのに、自分はいきなり60以上の動画を作成していたのです。
それでももう作業を始めてしまっているので、気がおかしくなりそうになりながら数週間かけて、何とか全ての動画の編集作業を終え、ユーチューブのサムネイル作りに入ります。
これもネットで調べて、Canvaという無料で使用できる画像生成加工サイトに、ユーチューブ用のサムネイルのテンプレートがある事がわかり、これを使って、数日かけて200枚以上のサムネイルの作成を行いました。
(一動画一画像に絞りきれなかったので、多めに作成をしています)
一本の動画作成から始めればいい物を、一度に60本以上の動画を作成して、この数週間、本当に大変でしたが、後は動画に音楽を付けてネットに公開をするだけなので、もう一息だと思っていました。
音楽等、自分で生成や作成をする訳ではなく、あり物の中から選ぶだけなので、すぐに作業が終わるだろうと、たかをくくっていたのです。
様々な音楽提供サイトがある中で、これもネットで調べて無料で使用できるユーチューブ公式のYoutube Audio Libraryという音楽提供サービスを使用する事にしました。
所がいざ音楽を探してみると、検索機能がざっくりとしすぎていて、例えばクリスマスの曲を探したくても、そんなくくりの検索は存在していません。
大まかな音楽のジャンルと、ハッピーやファンキー等のあいまいな検索しか出来ないので、自分の欲しい音楽がどこにあるのかわからないのです。
見つかってもそれが最適な音楽なのかがわからなく、他にもっとぴったりな音楽があるのかも知れないと思ってしまいます。
AIで生成したり、自分で作成をした物ならば、比較をする対象がないので、これでいいと割り切れるのですが、あり物の中から選ぶ音楽は、比較出来る物を、全て比べてみたくなります。
そしてここで、いつもの拘りモードが発動をしてしまいます。
「このサイトの中にある音楽を全て聞いて、一度リスト化をしたい」と。
無料で使用のできる範囲の音楽とはいえ、数千曲以上はある音楽をひたすら確認しながら、その曲をダウンロードして、カテゴリー別にフォルダ分けをしていくのです。
今回は絶対に使わないだろうと思う曲も、いつか使うかも知れないですし、二度と同じ作業はしたくないので、ひたすら音楽を聴いてダウンロードした曲をフォルダー分けする作業を、もう何日間も行っています。
正直一番楽な作業だと考えていた、創作性も何もない、音楽の選出作業が、一番とんでもない作業となっているのです。
音楽の選別という、終わりの見えない苦行の様なこの作業の後に、ようやく本来の目的の、動画に使用をする音楽の選出行為が始まるのです。
実際に自分でしてみるまでは、ユーチューブ動画を作成する事が、こんなに大変な事なのだとは思ってもいませんでした。
それも多分、自分の作成している動画等、他の人達の物に比べたら、些細な編集作業しかしていない、簡易的な物なのです。
実際に自分でやってみて初めて、ほぼ毎日ユーチューブの公開をする人や、それで食べている人達の凄さを実感しています。
本当の所、自分はAIの力を使っても、プロのクリエイターにはなれないし、自分にそこまでの才能も感性もなかったのだと、自覚をし始めています。
今となっては、約一年に渡るこれまでの自分の挑戦が全て無駄だったのだと考えています。AI生成に等うつつを抜かさずに、普通に生活をしていれば、まともな人生を生きられる可能性も、あったのかもしれません。
しかしその世界線を生きる自分はきっと「あの時、AI生成に挑戦していれば自分の人生は違う物になっていたはず」という思いに、一生縛られるのだと思います。
結果的に失敗に終わったとしても、そんなもしもの感情に囚われ続けるのであれば、やれるだけやってその結果を見届けられた、今の人生の方がましなのだと考えています。
それにプロとしてやっていく事が出来なくても、これまでに生成して来た、AI生成での創作物には、どれもとても愛着を持っています。
自分はこれらのAI生成物に自信と誇りがあり、これまで創作活動をして来た事には、後悔をしていません。
そして自分はこのAI生成活動の締めくくりとして、AI動画をユーチューブに公開しておきたいのです。
今はその作業に専念する為に、他の人のブログを見る事もままなりません。
ここで詳しい事は言えませんが、自分は今、本当の意味での人生の分岐点が差し迫っています。
不本意ではありますが、自分は今行っている動画の作成を最後に、AIの生成創作活動を、一旦終えようと思っています。
何度も言いますが、自分はこれまでのAI生成創作活動に後悔はありません。
この一年、やりたい事をやって来た事に、十分満足をしているのです。
※Haiper AIは完全無料ではなくなってしまいましたが、まもなく、8秒動画生成が行える様になるみたいです。
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