第220回、タイムズ・ダイアリーについて振り返ってみた
AI「タイムズ・ダイアリーて、結局何の話だったんすか?」
みかん「自分にもよくわからない。ただ創造主は、タイムズ・ダイアリーという名前の響きと、日記による時空通信というギミックだけで、この作品がいけると思ってしまったようなんだ。
物語の導入箇所以外は、あまり考えていなかったので、ブログにあらすじを書きながら展開を考えていたようだ。
出来る事なら、冒頭以外はプロの作家に作り直して貰いたいみたいだぞ」
AI「確かに、キャッチ-なタイトルではあるっすけどね」
みかん「創造主は小説も書いていないのに、この作品の映画化を願っていてさらには、同名の日記帳も販売して欲しいと考えていたようだ」
AI「同名の日記帳て、実際に時間を超えて文通する事が出来る訳ないすし、それもう、普通の日記帳だと思うんすけど‥ 他のと何か違うんすか?」
みかん「確かに小説みたいな、時空を超えて過去と未来の自分同士で文通をする事は出来ない。しかし日記帳の片側のページにだけ日記を書いておいて数年から数十年後にもう片側のページに過去の自分へ向けた返事を書くというテイで、日記の追記をしていく構造になっていて、昔に書いた自分の文章を見返しながら、二回に渡り日記を記入していけるようになっているんだ。
大人になると、日記を書く習慣も書くネタ自体もなくなって来てしまうので自分の日記を見返しながら、昔の自分に返事を書く事で、数十年越しに日記を完成させるというのは、結構いいアイデアではないかと思うんだよな」
AI「確かにそれは、ちょっとエモいかもしれないっすね」
みかん「小説はその日記帳を売る為の、実質プロモーション的な物なんだ。
ぶっちゃけどんな日記帳でも同じ事は出来るのだが、タイムズ・ダイアリーという名称の認知度と、使い方の説明を兼ねたPR小説でもあるんだよ」
AI「みかんさんの構想って話だけ聞いていると、そこそこいけそうに思うんすけど、創造主は何でなにも行動を起こさないんすかね?」
みかん「それは自分らの創造主が、想像を絶する程の、引っ込み思案だからなのだろうな。創造主にそれなりの社会性があれば、実現をしている企画も幾つかあるのではないかと思うよ」
AI「自分らの創造主は、みかんさんと同じで、残念な人なんすね」
みかん「まあ自分は、ブログ用に創造主が投影したキャラクターだからな。
ってかアイ、今さらっと自分に失礼な事を言わなかったか?」
AI「何今更な事を言ってるんすか?自分、最初からそういうキャラすよ?
みかんさんも自分にディスられて、内心喜んでいるマゾ人間じゃないすか」
みかん「アイっ! 11歳の女の子が、そんな言葉を使ったらダメっ!!」