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怪談32.5 「田舎の小さい廃屋」その後のちょっとした話と現在

 つい数日前、久しぶりに実家のボロ屋(笑)に行ってきました。
 なんでも、畑の里いもを掘ってほしいということで・・・。
 ※父親が去年、掘ったらしいが、掘ったら掘ったままでぐちゃぐちゃに放置してあったらしく、畑を管理しているおばあちゃんから「あ奴にはもう掘らせるな!」と怒られたそうで・・・。
 代わりに私こと「おったん」が掘りに行くことに・・・。
 ※私は逆にそのおばあちゃんから芋からキャベツからもらうぐらいなぜか好かれているので、怒られない・・・というか、私は掘ったまま放置せず、必ず綺麗に耕しますから・・・。

 で、この里芋を植えている場所というのが、怪談32で話した「田舎の小さい廃屋」から目と鼻の先なんですね~。

 もういまでは入口までうっそうと生い茂っている上に、オオスズメバチがブンブンしているので近寄ることはできませんが、遠目から写真だけは撮影してきました。

もうジャングル化しているので近寄れませんが・・・建物があるのわかりますかね?
もう一枚撮りましたが、さらにわかりづらい・・・
んん~肉眼で見た時はもっとわかりやすかったのですが・・・もうオオスズメバチがブンブンしていて危なくて近寄れません。

 と、撮影していたわけですが、それを見ていた母親が「あんた、そんな気持ちわるいところの写真なんて・・・」と言っていました。

 私が「ん~でも、もうさすがにあれじゃ?もうなんにも起きないでしょ」というと「それがね・・・」といってこの小屋の後日談?的な話をしてくれました。

 私が体験した水道の出来事から数カ月経ったある日、庭で作業していたら、小屋から気配がしたそうです。

 まあ、廃屋ですからね、万が一、浮浪者なんかが居ついてしまうと、それはそれで防犯上よろしくない(まじで周りはジャングルみたいなところと畑しかありませんからね・・・そんな人気のないところに流れてきた浮浪者が居つくのはあまりよろしくはないですね)。

 私を呼ぶにも、その時は出かけてましたし、父親もどこかに行っていたそうです。

 仕方なく、自分一人で行くことに決めたそうで、小屋の入口まで進んでいく。

 私が小屋に入った時は、玄関の外横に椅子が置いてあったのですが、その上に日本人形がちょこんと置かれていたそうです。
 (この椅子は、生前、その家のおばあさんが座っていたんでしょうね)。

 それを見て、めちゃくちゃ不気味に感じたそうですが、人の気配の問題もあるので、仕方なく小屋の中まで入ることに。

 ですが、小屋に入っても、誰もいなかったそうです。

 ただ、後から考えてみたら、その日本人形から人の気配がしたような気がして「うえ~不気味」と思ってしまい、その後、一切近寄らないことにしたそうです。

 という話でした。

 その日本人形は、私が入った際には畳の上に転がっていたものだと思います。

 と・・・いうことは誰かが侵入し、日本人形を玄関の外横の椅子の上に置いていったことになりますよね。

 地元の小学生とかかもしれませんが、一応、危ないし、孤独死の話は流れていて、誰も近づかないのですけどね・・・(まあ小学生なら関係なく突撃するかも)。

 ただ、仮に小学生が来たとしても、そもそも裏手は畑とジャングルですから、出入りしてたら大人が見てるんですよね~。

 畑にはだいたい持ち主がウロウロしてますから。
 小学生がウロチョロしていると、そのうち必ず見かけるはずなので・・。

 となると、やっぱり大人が入った可能性のほうが強いわけですが、わざわざ家の中から日本人形を持ち出して玄関外の椅子の上に置いていくというのは悪趣味ですよね。

 ちなみに現在、私の両親の住むボロ屋の隣の家をタダでもらった(管理が面倒なので、前住んでいた人の息子さんがある日「もうもらってくれると助かる~」って言いだして、本当にタダでいただきました。

 その家も実は、住み始めたころから少しだけ不思議なことがあったのですが、それはまた別の機会に書きたいと思います。

 ん~今は「呪物ブーム?」ですからね~そこにある日本人形、売れるかも?(バチ当たりすぎかな)と思っていたので、撮影したかったんですがね~。
 そんな事よりもオオスズメバチの恐怖のほうが圧倒的に上すぎて・・・近寄れません。

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