WOW2023 W49をやってみた
WOW2023に初トライしました。
やってみての私なりの気づきです。
▼実際のVizはこちら
LODは2つ
初回購入日はすんなりいけたのですが、2回目購入日のところで「ん?」となりました。
今回のお題としてはLODは2つ。でも、私の頭の中の思考回路は3STEP。
これをどうやって2つにするかなんですが、まずは思考回路を2つにまとめてみました。
▼思考回路
STEP1:最も小さいオーダー日を計算(初回購入日)
STEP2:2回目以降のオーダー日を計算
STEP3:STEP2の中で最も小さいオーダー日を計算(2回目購入日)
↓↓↓
STEP1:最も小さいオーダー日を計算
STEP2:2回目以降のオーダー日の中で最も小さいオーダー日を計算
その上で導きだしたLODの記述方法が以下の2パターンです。
どちらも同じ結果なのですが、どこから2回目購入日を引っ張ってくるかの思考回路の違いにムムムっです。
▼LOD
①初回購入日より小さいものの中から一番小さいオーダー日を抽出
MIN ( IIF ( [オーダー日] > [ 初回購入日 ] , [ オーダー日 ] , NULL ) )
②初回購入日と同じでないものの中から一番小さいオーダー日を抽出
MIN ( IF [ 初回購入日 ] = [ オーダー日 ] THEN NULL
ELSE [ オーダー日 ] END )
見た目の違い
出来上がってみて、出題者のBizと見比べてみるとちょっとずつ違うところがあることに気づきました。
このちょっとの違いが、実は見やすいBizのヒントでした。
細やかな気遣い、勉強になりますっ!
null値の処理
ここでは2回目の購入がない人は「null」と表示されてしまいます。
関数やデータ分析に慣れていると「null」という言葉に対してあまり違和感がありません。
が、そうでない人が見ると「nullって何?!」となるので、これをこのまま放っておかずにきちんと「lapsed(2回目の購入がない)」と変更しておく。
こういう細かい心遣いが見る人にとってわかりやすいBizになるんだな、と気づかされました。
セルの枠線
ひとつずつ四角に細い点線が入っています。これがないと色合いが薄い部分はデータの境目があいまいになるので、地味に重要な役割をしていました。
書式設定>枠線>規定・セル
ツールヒント
見る人にとって優しいBizということでは、ツールヒントも大切だと最近気づき始めました。
ビジュアルだけでは伝えきれない情報を盛り込むことのできる無限の可能性を秘めたツールだと思っています。まだまだ私も勉強中。