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蒼穹のフリューゲル11


エノクです

私の通う
学校は

小学生
中学生
高校と

合同で
通う学校

その為
大きな
ドーナツ型の
構造をしていた

歳の離れた
小学生や
中学生の姿を
眺めていた

エノク
「広いわ‥ん?」

あれは確か
ゼンキ?

ゼンキ
「よぉ。散歩か?」
エノク
「広いのね。教室まで
戻れるかしら?」
ゼンキ
「端末あるだろ?それで分かる」
エノク
「なるほど。ありがとう」
ゼンキ
「どうした?合同学校初めてか?」

ルースでの
島の生活を
話す

ゼンキも
察したのか
それ以上
触れなかった

エノク
「授業の時間になるわ」
ゼンキ
「嗚呼、戻ろうぜ」



お昼休み

クラスの
ビオラ
ネグロ
ネネと
お昼

総合レストラン
ケット・シー

エノク
「やっぱ広いわ」
「ネネ、どう?通信Link」
ネネ
「大丈夫。これで通信出来る」
エノク
「レシピ交換出来るわね!」

材料画像
出すだけで
ネネが
レシピを
紹介
してくれる

ビオラ
「私も助かってるわ」
エノク
「材料余ると困るから」
ビオラ
「そうそう笑」
エノク
「けど、私達学生だと
食費予算大変よね」
ビオラ
「ま、その為にネネが居るのさ」
ネネ
「えへへ」

ネネが
ずらりと
レシピの
断片を見せる

エノク
「うわ。凄い!」
「こんなに⁈」
ビオラ
「献立で連載出来るわ」
ネネ
「だから任せて」
エノク
「頼りになるわ。お腹空いちゃった」
ネグロ
「そろそろ来る筈だよ」
ネネ
「エノク、何頼んだの?」
エノク
「私は‥あ、来た」

ロボットが
ハンバーガーセットを
運んでくれた

エノク
「一度食べてみたかったの!」
「頂きま〜す!」


ネネ
「自給自足で大変だったんじゃ」
エノク
「パパが農作メカを
ラボで作ったふぁら」


ネネ
「作った?」
ネグロ
「発明家かい⁈」


エノク
「んふ〜🎵」


パパの
趣味だと
説明した

当然
私は
作れない

エノク
「ラボには入るなと
言われたわ」
ビオラ
「趣味みたいな?」


エノク
「そうね。ラボに入れない
代わりに量子チップを
渡されたわ」


ネネ
「そんなの何に使うの?」
エノク
「使わせてもらったふぁ」


「だから一人娘でも寂しく
なかったのよ」

ね、フリュ?

フリュ
『お姉さんお喋りすぎです』


ビオラ
ネグロ
「し、喋った⁈」
ネネ
「 」
エノク
「理解は必要でしょう?」
フリュ
『はあ‥間違ってはいないです』



お目付役の
オートメイド


フリュ
『不束者ですが宜しく
お願いします』
『落ち着きの無い主ですが』


エノク
「それは余計」


ネグロ
ビオラ
ネネが
目を丸く
していた

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