インバウンドスペシャリストへの道のり#4 初めての会合参加
こちらの続きから
初めての会合参加
2023年初夏。
初めて地域の有志の皆さんの会合に参加してきました。
更に遡ること、その約1ヶ月前。
私はインバウンドスペシャリストを名乗るために、
具体的に経験を積みたいと考えていました。
そのときに真っ先に思い浮かんだのは地元の商店街でした。
有志で毎年お祭りを開催しているのは知っていました。
知り合いの知り合いを辿ってキーパーソンにアポを取りました。
とっても誠実な方で、最初に私が女性であることも踏まえて、
会のメンバーの女性二人と会うセッティングをしてくれました。
商店街の概要
地元の商店街は中核都市にある昔ながらの商店街。
区の人口は約14万人で、ショッピングセンターではない
いわゆる商店街は現在6箇所。
今回、お手伝いするのはそのうちの1箇所です。
区全体では65歳以上の高齢者が28%ですが、
地元だけで考えるとお年寄りが多い地域です。
約30年前がピークで200店舗以上を誇っていましたが、
現在、営業しているのは30数店舗
シャッター商店街になる理由は2つ
1つ目は、大型スーパーやショッピングモールに
消費者を取られ採算が取れず閉店するパターン
2つ目は、店主の高齢化などにより閉店するパターン。
特に2つ目は、店主が店舗兼住宅に使っている方が多く、
シャッターは閉めているものの、住んでおられるので
別の店主に貸すことも出来ず、また別の所に住んでいるケースでも
荷物が多く片付けられないので貸し出しません。
いずにしてもシャッターを閉めたままになります。
商店街としては、店が開いていないので人が来ない。
採算が取れないので店舗が閉まるという悪循環となっています。
私の地元のような人口100万人を超える中核都市だとしても、
このような状況ですから、若い人が流出してしまった地域では
更に悪化している状況でしょう。
日本全国多くの商店街が似たような状況ではないかと思われます。
マンション建設も引き金に
更にこの地域は駅が徒歩10分圏内で、立地が良いため、
商店街の一角が土地のブローカーに売られて
マンションが出来ました。
そのマンションも単身世帯用で一階にテナントも入らない。
2年後には商店街の中程にもマンションが建つ事が決まりました。
一本につながっていた商店街がとぎれとぎれになっていく。
有志のご紹介
この商店街をどうにかしなければということで、
6名の有志が活動されていました。
中心人物Aさん 商店街で小売業+飲食店経営。
全体をまとめるご意見番、何でも肯定的に受け止めてくれます。
Bさん、会社員をしながら地元を盛り上げたいと参加。
専門は総務・人事。議事録や録音などを仕切ります。
Cさん、アーティスト。ポスターなどの仕事を請け負う。
広報的な役割を担っています。
Dさん、実業家、4店舗経営中でそのうち1店舗が
商店街にある。ムードメーカー
Eさん、保護猫活動家。寡黙な方なので
今日の時点ではその情報しか得られませんでした。
そして最後にFさん。40年以上続く地元の名店。
長老と呼ぶにはまだ早いけど、柔軟な意見を持っていて
いつも若い人に理解を示してくれる。
完全ボランティアでこれまで走ってきた皆様。
聞けば聞くほど熱い想いを持っていました。
地元を救うヒーロー!そんな気持ちに伴走したい
インウンドスペシャリストへの道のり#5に続く