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2種類の動機付け

動機付けには2種類あるってご存じですか??

ひとが行動を起こす際の動機付けの種類によって、報酬を与えるべきものと、与えるべきでないものに分かれるので、今日はその辺を解説してみたいと思います。

動機付けには、「内発的動機付け」と「外発的動機付け」があります。

A君はプロ野球選手になりたくて、毎日素振りを頑張っています!
Bちゃんは、具合の悪いママのためにお手伝いを頑張りました!
C君は勉強が嫌いですが、お医者さんになりたくて日々勉強を頑張っています!

このような、自分の中でしっかりとモチベートされいて、誰に言われるでもなく率先して行動するものは、「内発的動機づけ」といわれます。

Aさんは、塾に彼氏がいるので毎日塾に通っています。
Bくんは、お手伝いをするとお金をもらえるので毎日お手伝いを頑張っています。

このような、外的な要因で行動しているパターンを外発的動機付けといいます。

我が家では、小2の娘はお手伝いをすると、「ユーワ」という家庭内通貨が発行されます。
・お皿洗い 3ユーワ
・お風呂洗い 4ユーワ
・お米研ぎ  2ユーワ

ユーワ帳

こんな具合です。

300ユーワ貯めると、好きなゲームソフトが買えたり、200ユーワだったら○○を買えるよ。というシステムです。

これは、完全な「外発的動機付け」になります。
外発的動機付けのメリットは、できるようになって欲しいことや、やるべきことを実行する習慣をつける一因になってくれること。

ユーワという仕組みに関しては、毎日コツコツと貯めていくことで200ユーワ、500ユーワとたまっていく、貯蓄の感覚を身に着けること。

外発的動機付けには、○○が欲しいなどの内発的動機付けをセットにしてあげると実行に移しやすいです。


では、プロ野球選手になりたいA君の文章に少し足してみます。

・A君はプロ野球選手になりたくて、毎日素振りを頑張っています!
すると、おじいちゃんがやってきました。

「毎日頑張っていてえらいから500円お小遣いをあげるね。」

そういって、おじいちゃんは素振りをしているA君に定期的に500円くれるようになりました。


・プロ野球選手になりたい
・具合の悪いママの役に立ちたい
・医者になりたい
このような内発的動機付けに、外発的な動機付け(500円あげる)などの組み合わせは最もしてはいけないことになります。

A君はプロ野球選手になりたいという目標があって素振りをしていたのに、「おじいちゃんから500円もらえるから素振りをする。」というように変わってしまうと言われています。

内発的な動機付けで行動を起こしている場合は、報酬を上げてはいけない。

「プロ野球選手の○○は素振り以外にもこんな練習をしていたみたいだよ」
「お粥が食べたいからパパと作ってみてほしいな・・・」
「お医者さんになった○○はこんな勉強をして○○大学に入ったらしいよ」

という具合のさらにモチベーションを向上させる言葉がけが重要になります。

人が行動を起こす場合、外発的動機付けよりも、「内発的動機付け」のほうが自ら行動するし、長続きしやすいと言われています。

ぜひ、内発的動機付けを子供や部下と探してあげてくださいね。

そのためには、しっかり話を聞くこと。

話す力よりも、聞く力が大切になってきます。

自分が話す2倍、3倍、子供の話を聞いてあげましょうね♪

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