N° 30 パセリ①[YouTube本編内容]
パセリ ①
理論的知識
・名前と学名
・利用法〜食用〜
・利用法〜薬用〜
・利用法〜精油と種子〜
・保存方法
・結論とポイント
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☆名前と学名
名前:パセリ (parsley:英/persil:仏)
学名:Petroselinum Crispum
セリ科の一種、2年草。オランダゼリ属
和名:オランダゼリ(和蘭草)、オランダ三つ葉
日本では、品種改良によって
葉が縮れているものが、よく使われ
カーリーパセリ、モスカール種とも呼ばれる。
:旬は、冬(1〜2月)で、
葉は緑色が濃くて瑞々しく、
茎も瑞々しくハリがあるものが良いとされている。
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☆利用法 〜食用〜
:食用、飲料用、薬用、園芸用
:食用
⑴:葉は料理の仕上げに使い、彩りと香りを添える
⑵:茎は、ブーケガルニに使用。
⑶:独特な青い香りや苦味と辛味がある。
葉が平たい種は、苦味が少ない。
⑷ :パセリは、精油成分を多く含むハーブの一つ
パセリ自体は油分を中和する働きが
あるとされるが、分解はされず、
そのまま吸収される。
⑸ :根パセリとして根菜使用でヨーロッパでは
流通している太った根は近総種の人参に似た
外見だが、さわやかな独特の風味をもつ。
⑹ :特に"ユダヤ料理"に用いられる。
注意点としては、妊娠中は使用しない。
炎症を伴う肝臓病には禁忌。
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☆利用法〜薬用〜
⑴:消化不良や食欲不振の健胃や病後の疲労回復
貧血、生理不順などに、
"生の薬"や"青汁"を飲むと、
効果があるの言われている。
⑵:民間療法だが、生の葉を擦り付けると
打身、挫き、捻挫、虫刺されに
効力があるとされている。
⑶:堕胎効果をもつ、アピオールを多く含むため
中世ヨーロッパでは堕胎薬の原料とされた。
⑷:通常接種量では、問題ないが
過剰摂取は危険。
特に妊娠中と授乳中は避けるべき。
⑸:ドイツの保健省の薬用ハーブの審査を行う
委員会"コミッションE" では、
パセリの根に肝臓結石の
治療作用があるとされ、承認している。
米国では、
GRAS(一般的に、安全にみなされた物質。)
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☆利用法〜精油と種子〜
⑴:精油の独特の香りは、
アピオールやミリスチシンなどの、
精油成分によるもの。
⑵:精油を経口摂取することは、医学的に危険。
流産や肝臓障害や不正脈の可能性。
⑶:ミリスチン
過剰摂取すると、めまい、難聴、幻覚、
低血圧、徐脈、錯乱、肝障害、腎障害を
引き起こす。お茶に入れるのも危険。
⑷:種子の抽出汁は
アピオールやミリスチンを多く含むために
皮膚に塗ることは、光線敏感性皮膚炎を
引き起こす可能性があり危険。
⑸:種子にも、堕胎作用、
子宮及び月経刺激作用があることも知られている。
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☆保存方法
⑴:乾燥させないように
湿らせたペーパータオルなどに包んで
ポリ袋やタッパに入れ冷蔵保存。
⑵:冷凍する場合は、パセリを刻んで
保存袋に入れてから冷凍庫へ。
⑶:ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ。
⑷:コップに水を入れ、刺したまま冷蔵庫でもok
⑸:みじん切りにし、
レンジで乾燥させとくと便利。
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☆結論とポイント
・日本に根強い人気の
カーリーパセリ。
・用法容量には十分気をつけて!
・保存は冷蔵、冷凍、乾燥でも!
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↑さらに詳しく映像で
気になる方は、YouTubeにて!
[再生リスト]
:本編 Long Ver. 「パセリ②-①」
:セルフ切り抜き short ver.
理論的知識 セルフ切り抜き より。