N° 49 宇宙調理に関して:宇宙調理理論 ロードマップ①-❶/[2]-2-A"について [伊藤のヨタばなし]
ロードマップを一つずつ。ser.
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前回の続き。
ロードマップ①-❶/[2]-<2>より、
"粉末は危険"。
「粉末を液体に置き換えることで、
月面環境での宇宙調理における
安全性や効率性を向上させるアイデアはどうだろう。」
から、
{A"}健康面の疑問…
「必然的に水分の摂取量が増える事になるが
健康面で危険なほど、水分過多に陥る事はある?」
について、追求したいと思います。
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その場合、
必然的に水分の摂取量が増える事になるが
健康面で危険なほど、
水分過多に陥る事はある?
例えば、宇宙飛行士の一度の昼食を
想定した場合はどうですか?
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宇宙飛行士が日常生活での水分摂取に関しては、
地球上と同様に慎重に管理されています。
水分過多は健康リスクとなる可能性があるが
通常の食事や飲水による水分摂取量では
それほどの心配はない。
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次にもう少し具体的なポイントを挙げます:
[α] 水分過多のリスク:
極端な場合、過剰な水分摂取により
「水中毒」と呼ばれる状態が発生することがある。
これは体内の電解質バランスが崩れ、
重篤な症状を引き起こす可能性がありますが、
一般的には普段の飲水量ではそうしたリスクは低いです。
[β] 宇宙飛行士の水分管理:
宇宙飛行士は日々の飲水量が管理され、
必要に応じて調整されます。
通常、宇宙ステーションでは
専用の水の再利用システムがあり、
尿から水を再処理して
飲料水として使用するため、
資源の節約と健康管理が両立されています。
[γ] 昼食時の水分摂取:
一般的な昼食において、
通常の水分摂取は食事内容や体調に応じて調整される。
特に宇宙飛行士の場合、
食事に含まれる水分や、その他の液体飲料を通じて
必要な水分を摂取することが一般的です。
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宇宙調理においても、液体の利用が増える場合、
適切な水分管理が重要ですが、
通常の生活での水分摂取量が健康リスクを
引き起こすほど過剰になることは
ほとんどないのではないか?
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長期宇宙滞在を念頭に置くならば
粉末を液体にして利用したとしても
むしろ、まだまだ水分不足の方へフォーカス
した方が良いのかもしれない。
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次に、[γ]から0.5歩手前に戻って…
仮に[γ1]とする。
宇宙飛行士の平均的な水分量の
最大値と最小値は、1日の間と想定して
何リットルくらいか?
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大前提に宇宙飛行士の水分摂取量は
個人によって異なる場合がありますが、
一般的に以下の範囲で管理されている。
最小値:
最低でも1.5リットル程度の水分を摂取することが推奨されています。
これは健康維持や代謝の正常化に必要な最低限の量です。
最大値:
一般的には、1日に2〜3リットル程度の水分を摂取することが一般的。
これは通常の生活での水分摂取量と
類似しているが、
宇宙環境では特に水の管理が重要とされています。
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宇宙飛行士は現在でも飲料水のほかにも、
宇宙食や液体の形で水分を摂取することがあります。
それは、粉末調味料を水分に変換しても
さほど影響的には変わらず
体内の水分バランスを維持し、
健康やパフォーマンスの劣化を
防ぐための対策に講じられると予想できる。
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さらに、前提の疑問に戻って違う角度からも追求してみます。
仮に[γ2]とする。
地上と宇宙環境とでは、
摂取水分量にどのくらいの違いがあるか?
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地上と宇宙環境での水分摂取量に
大きな違いはない。
基本的に、健康を維持するために推奨される
水分摂取量は地球上でも宇宙でも似通っています。
一般的に、成人の場合、
1日に推奨される水分摂取量は2〜3リットル程度です。
この量は、体重や活動レベルによっても
異なる場合がありますが、
地上と宇宙での基本的な生理的要件は同様です。
ただし、宇宙環境ではいくつかの点で異なる考慮事項がある。
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という事で、最後に
宇宙環境ではいくつかの異なる点があり
そこを考慮する必要がある。
⑴ 水の供給:
宇宙ステーションでは、
水の供給源が限られており、再利用が重要。
そのため、水の管理と再処理が
地上よりも厳格に行われます。
⑵ 環境の乾燥:
宇宙ステーション内は乾燥しており、
地球上の環境と比べて水分が速く蒸発します。
そのため、宇宙飛行士は特に水分補給に注意を払います。
⑶ エネルギー消費:
宇宙飛行士は宇宙活動や運動により
多くのエネルギーを消費することがある。
この場合、水分摂取量も適切に調整されます。
これらの要因を考慮して、
宇宙環境での水分管理は地上と同様の基準に従いつつも、
特定の条件下で調整されています。
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ここで、解答が循環し本題解決に戻ってきたので
次回は、
①-❶/[2]-<2>-{A"}[γ2]→本題⑴
本題として、
「宇宙で食材を育てて
宇宙で"調理"して
宇宙で"食事する" 際に
どの様な手段で水分量の管理をするか?」
について追求したいと思います。
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