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「全領域異常解決室」

#ネタバレ
#全領域異常解決室
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おはようございます、さまりーぬです。
今日は、現在放映されています「全領域異常解決室(フジテレビ・水曜日22:00)」というドラマの内容と社会派作品としての考察をしてみようかなってことで。

良かったら話を聞いてやってくださいな♪

「TRICK」「SPEC」好きは必見!?この中に超常現象・異能力・ミステリー好きがいたら、テレビの前に来なさい!

聞いたことがあるようなセリフの見出しですが、分かる人にだけ伝われば良いのでスルーしてください笑

日本のテレビドラマで、時々ファンタジー要素のある作品がヒットすることがあります。
しかも、原作なしの完全オリジナル脚本。

アニメであれば、「異世界」「異能力」「変身アニメ」といったジャンルは昔から今でも大人気ですし、そういった作品数は星の数ほどあります。
ところが、ドラマとなると限界がありチープになりやすいからなのか、あまり作られることはありません。

お金をかけた大掛かりな映画にもなれば、「キングダム」のように原作ありの実写ファンタジー作品を作ることが出来ますが…。

だから、日本のドラマでファンタジー作品が作られるのって稀なんですよね。
必ずしもヒットが約束されている訳ではないですしね。

それでも「TRICK」や「SPEC」など、ドラマの技法でも上手く作られる作品って存在しているんです。
しかも今は時代が時代、今はCG技術もVR技術も持った高技術クリエイターがいるので凝った演出が可能に。

そんな時代に生まれ落ちたのが「全領域異常解決室」。
あらすじを簡単に説明をすると…。

多発している不思議な事件を解決する「全能力異常解決室」(通称:ゼンケツ)は内閣官房直轄の機関。
主人公、興玉 雅(演:藤原竜也)はその機関の室長代理を務め、警察では太刀打ちできない「ヒルコ」が起こす不思議な事件をメンバーと共に次々に解決に導いていくのだが、実は彼らの正体は日本神話に出てくる神様たちだった…!?

と、いうもの。
神視点から見た、今の日本の闇が舞台になっています。

内容は誰でも見たことのある闇と光、そして

第一話はかなり衝撃的なもので「推し活の闇」。
ファンタジーではありますが、人間の悪意そのものはファンタジーでもなんでもなく現実そのもの。
それ以降も「ルッキズムの闇」「男女の闇」「クスリの闇」など昔からあるものの現代ならではの社会の闇に斬りこんでいっています。

愚かな人間を愛おしく思うこともあれば、感情に支配されてコントロールを失う人間に憎しみを通り越して呆れてしまいながら、それでも見守り続けるしかない神様たちの溜息が聞こえてくるような、そんな作品。

でも、そういう人間の弱さにつけこむのも、また…。

この作品の素晴らしさは社会の闇だけではなく、それを見ていた神様たちの設定。
Xにてファンによる考察が盛り上がりを見せていますが、「ヒルコ」を含め日本神話に出てくる神様たちもまた凝っているんです。

例えば、デリバリーの仕事をしている「猿田彦コーヒー」の彼は猿田毘古神(さるたひこのかみ)であり、交通安全の神様なんですね。
そして猿田彦神のもう一つの仕事は、神々を案内する水先案内人。
ゼンケツのメンバーが彼に依頼した時には、その特殊能力:道案内&情報収集を使って解決に導くことも。

社会派作品だったりスピリチュアルだったりオカルトだったりミステリーだったり。
考察も含めて楽しめる、そういうものに弱い私には、クリーンヒット…。

これから先の「全領域異常解決室」

現在、第六話まで放映された「全領域異常解決室」。
全何話の設定なのか分からないけれど、こういったドラマは続編ドラマが作られたり、シリーズ映画化したりすることの方が多いけれどどうなっていくのでしょうか…?

日本神話には「イザナギ」「イザナミ」「天照大御神」「須佐之男命」など有名な大物神様たちがいるのでスケールを大きくした作品になっていくのではないかなんて期待を胸に毎週楽しみにしています…!!

と、思っていたら「天照大御神」「須佐之男命」の兄弟である「月読命」が第七話に登場するとのこと!!

これは見逃せませんね…?




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