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2月28日(仕)

あ、よかった。

―今日は店長じゃないから、早めに開いているようで。

本日火曜日。
お仕事です。
朝が早い出勤日だった……。
まぁ、それ自体はどうでもいいのだが。
早い分には問題ない。遅い方が気になる私。
「……」
以前、朝の時間が店長と同じだった時。
今日みたいに、早出だったのだが。
あの店長、時間ギリギリにきやがりましたので。
おかげで、早く済むものも、終わらなかった。

―早くこの職場辞めたいね?

まぁ、そういうわけにもいかないので。
生きるには金が必要なのだ。
「……」
車のエンジンを切り、降りる。
まだ朝は冷えるので、身体が無意識に震える。
その上、今日は少々薄手なので、尚更体が冷える。
さっさと入って、動くとしよう。
やることは沢山とはいえないくとも、あるにはあるから。
「……」
ロッカーのある、事務所に向かう。
途中で、今日の鍵当番の人に会うかと思ったが、会わなかった。
―と、思ったら事務所にいた。
「おはようございます」
「おはようございます」
うわべだけのあいさつを済ませ、各々準備を進める。
今日は、ペンと……メモ帳はいらないか。
よし。
「……」
そのまま、打刻を済ませ、出勤。
さて。
仕事をするかぁ。


は?
面接?
があるから?
さっさと終わらせろ?
何を言っているのですかね?
そんなん、事務所でしてください?
なんで、こんな倉庫でするんですか?
「……」
は?
休憩がはいるから?
知らんはそんなん。
静かにしとけばええやろて。
なんで、こんな日に限って?
午前中に入れないでくれません?
今日多いんですよ?
「……」
「これもねー」
「はーい!」
くーそーむーかーつーくー。
んなっ。
ただでさえ、この人苦手なのに。
なぜ急かされながらしないといけないんだ。
もっと余裕もってやらせてくれ。
これでミスったら文句言うくせに。
「……」
ていうかもー。
腰痛いし。
腕痛いし。
肘痛いし。
膝痛いし。
腰痛い……。
「……」
「……」
「……」
「……」
やめた、やめ。
もう、これを終わらせることだけ考えよう。
上の、現場の知らなさなんて、今に始まったことじゃない。
文句も言えないくせに、考える意味もない。
さっさと終わらせて、さっさと帰ろう。

いつ辞めようかなこの仕事。

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