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3月18日(帰)

ただいまんぼー。

―あれ。

今日誰もいないのか家に……。

めんどくさい仕事を終えて。
帰宅したら。
家の中に誰もいなかった。
「……」
なんか。
久しぶりに。
こんな静かな家にいる。
「……」
母は仕事だし。
妹は友達と食べに行くと言っていたし。
妹はバイトに行っているはずだし。
父はきっとパチンコでも行っているのだろう。
「……」
少し前までは、割と当たり前だったのだが。
こう。
なんというか。
久しぶりで。
唐突で。
ちょっと。
「……」
一瞬、今日は平日だったかと思ってしまった。
しかし今日は土曜日だ。
平日ならまだ分かったんだけど。
土曜日だし。
「……」
なんか。
そわそわするなぁ。
「……」
シン―と静まり返った家の中。
確実に、人の気配はしない。
二階も静かだし。
リビングにも、炬燵の中にも誰もいない。
少し耳を澄ませば、時計の針の音がする。
「……」
けして、騒がしいのが好きとか。そんなんじゃない。
むしろ、静かな方が好きなのだが。
普段騒がしいところが、こうも静かになってしまうと。
よくわからない恐怖みたいなものに襲われる。
割とよく、最悪の想像をして、ひとりでビビっている私である。
「……」
とりあえず。
着替えやら何やらを済ませ。
テレビをつける。
お昼時のニュース……は、やっていないみたいなので(やってたけど興味ない)。別のチャンネル……んー。動画流すかぁ。
「……」
テレビに映し出された動画の音が、部屋中に響き始める。
ん。
ようやく、なんとなく落ちついた。

帰ってくるまでなにしよう……。

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