真夏の夜道に赤ちゃんを抱いた女。
実家の知人と夜の会食をしほろ酔いの帰り道 母から電話がありました。先程までお食事していた知人がとても楽しかったと実家にお礼の電話があったと母は嬉しそうに話していました。電話を切りふと左前50m程さきでしょうか、髪を後ろで束ねた30代位の女性が赤ちゃんを抱いている姿に目が止まりました。
こんな夜遅くに赤ちゃんを抱え何をしているのでしょう。キョロキョロと前後左右を見回して誰かを探している様子です。駅まで続くその道は小道という程ではありませんが車通りは少なく5、6人がパラパラと行き交う程度でした。するとその女性は駅へ向かう1人の女性に駆け寄り赤ちゃんを差し出しました。差し出された女性は振払い慌てて小走りになったと思ったその瞬間そこにいた全員が何かを感じ走り出しました。
私もその気配に恐らしさを感じ走り出すと足元にあの赤ちゃんのお姉ちゃんと思わせる幼児が意識なく倒れていました。私はその女の子を助ける事なく怖さの方が先行して叫びたいけど声も出ないもっと早く走りたいけど思う様に走れません。それでも必死に駅の方へ走りその女性の少しだけ前方へ出る事ができたその時その女性は私の後方にいる人の方へその赤ちゃんを投げたのです。
その正常ではない女性の表情が目に焼き付き。。。とその瞬間私は目が覚めました。夢だったのか。でもその女性の表情が脳裏に焼きついています。なんて怖い夢だったのだろう。時計を見ると午前0時を回っていました。
部屋を見渡すといつも寝ているはずの主人がまだ帰っていませんでした。すると私の携帯電話の着信音がなりました。主人からです。
ー今線路を歩いているんだ。線路の電線が倒れたらしく電車が停まってしまったんだ。車で駅まで迎えに来られるかなあ?ー
夢の中で電話していた母はもう亡くなっていて久しぶりに夢の中に登場しました。普段でしたら目覚めても寝ぼけ眼で車など運転出来ない状態ですが夢が強烈すぎて迎えに行く事が出来た真夏の夜の出来事でした。
ミミのいる場所に来ていただき最後までお付き合いありがとうございました。また遊びに来てくださいね🌹