日本がひとつに
日本は、比較的自国に対する肯定感が低い国だと思う。
どの国でも一定の数、自国を否定する人はいる。
しかし、日本は政治においても外交においてもその傾向が強い気がする。
私は我が国が素晴らしい国であると思う。もちろん他国に比べて良くないところもたくさんある。
さて、昨日は男子ロードレースについて書いた。
翌日になって、出場した日本の増田選手がSNSに投稿した記事を見た。
終盤の厳しい峠で、声を張り上げて応援してくれる人に感謝する内容だった。
その時の様子が動画でアップされていたが、集団から大きく遅れた増田選手を十数メートル追いかけ、「がんばれ!あともう少し!」と言っていた。
そして、「がんばれ日本!」という声も聞こえた。
この声援に私は感動した。スポーツは国を一つにしてくれるのだと。
増田選手は、五輪出場をギリギリのタイミングで決めた。
しかし、当日は調子が上がらず集団から脱落し下位に終わった。
それは沿道で見ていてもわかることだし、上位に戻れないことももちろんわかる。
選手も、下位に沈んだ姿を見せるのは辛かったかもしれないが、そんな中でその声援にこたえていた。
私はスポーツが好きだ。
自分ができるかどうかは別として、応援する側もされる側も素晴らしい。
双方必死になって熱狂できる。
一緒に何かを頑張れることがどれだけ素晴らしいか、スポーツを通して知ることができる。
そんなこんなで、日本人のこころがひとつになる日が来ることを願っている。