現代風の人間関係
最近は、人生のあり方とか、自分の内面を深く考え直す日々が続いている。
でもみな若い頃にそういう時間があったはずだ。
しかし私は完全に自分の中だけで消化することをよしとしない。
何かしらの方法で試したり、人に伝えたりして完結していく。
今回は、最近の若者の人間関係について深掘りしていく。
まず、私が小学生の頃、親世代はぎりぎりガラケーの時代だった。
スポーツ少年団に入っていたので、雨の日の朝はメールの受信音が鳴ると休みの連絡なのではとドキドキした。
ガラケーでの連絡頻度は高が知れているので、親も必要以上に携帯を触らなかったし、私も興味が薄かった。
この時代は、学校で授業が終わるとそのまま遊びに行くか、時間と集合場所を決めて集まるのが通例だった。
休みの日は、いきなり電話が鳴ったと思ったら、「〇〇君のおうちですか?〇〇君いますか?今から遊べますか?」というような感じ。
急いで出かけようとすると、17時には帰れとお達しが出る。
中学、高校に上がってスマホが普通になった。
常に連絡が取れるようになり、口約束は必要なくなった。
どこにいても「今暇?」とか「何日遊ぼうぜ」という感じに。
まあこれは悪くない。
私が問題に思うのは、実際会える時間の貴重さを忘れしまいそうなところだ。
布団の上でさえ誰かと連絡できる時代、わざわざ時間を使って誰かと会わずともこと足りる。
逆に顔を見られず労力も使わない方が楽である。
しかし私は頑固な方なので、古風な交流を好む。
本当に話したいことは直接語り合いたいし、会おうと言って面倒だと思わない心も持ち合わせていたい。
けれど今は、別に相手に嫌われていなくても、相手を呼び出しにくいように感じる。
考えすぎだろうか。
いや、実際にめんどくさがる若者は増えているように思うし、スマホの普及と関係が無いとは思えない。
誰とも気軽に交流できるが故に、目の前にいる人たちのかけがえのない存在に気づけていないのではないか。
今を全力で生きると同時に、今近くにいる人を大切にする。
このマインドを忘れずに生きていきたい。