好きの言語化訓練ブートキャンプ『デジモンアドベンチャー』
超ひさしぶりに、好きな作品のどのへんが好きなのか語っていくうちに、好きの言語化をできるようになってみたいシリーズ。
いまさら無印デジモンアドベンチャーを観終わったので、書いてみる。
うん。20年以上前の作品をいまさら新規で語ってどうする。
好きなキャラ
一番の感想は、ゴマモンがかわいいということです!
そう、針とらさんはFF7のREDXIIIの時代から、オイラ言葉の四足歩行獣が大好きだったことを思いだしたのでした…。
あとパートナーの丈が頼りないキャラとして描かれてるバランスもあって、ゴマモンが「もう、しょうがないなあ丈~」みたいなノリでハッパかけてやる場面が多くてですね!
「ゴマモンパイセン! 俺にもハッパかけてください…!」みたいな感じでした! もうやだよゴマモン、小説書けないよ~とか言って怒られてみたい。
ゴマモンかわいいよゴマモン。
あと主人公組でほかに好きなデジモンは、「テントモン」と「パルモン」。
人間だと、そのパートナーの「光子郎」や「ミミ」かな。
たぶん、わが道を行くタイプの人間キャラと、それにフツーにつきあってくれるパートナー、みたいな関係が好きなんじゃないかなぁと思ったり。
これが光子郎やミミにアグモンとかガブモンがついてても、なんか振り回されて困っちゃってそうなんだけど、テントモンとかパルモンは振り回されても、それはそれで本人たちも楽しんでそうだったりするのが、なんか等身大の友達感があっていいな~と。(テントモンはいい意味で大人の感じもあるけども)
子供とパートナーの組み合わせは、みんなその組み合わせがいいよね! と思うのでした。
……まあガブモンはヤマトがメンヘラ沼に入っていくので、わりと困ったのではないかと思うのですが…。
あと、「アグモン→グレイモン」「ガブモン→ガルルモン」とかはいいけど、「テントモン→カブテリモン」は怖くないですか。
きみだけホラーやん。
僕が光子郎なら、「え、こう進化しちゃうの…? 進化しないでほしかったです…」と思っちゃいますね。まちがいない。
「パルモン→トゲモン」は、おうおう! おまえネタ癒やし枠だな! という感じでいいのだが、一番つらいのは、あれですよ。
「パタモン→エンジェモン」ですよ。
こんなに可愛かったパタモンが、
なにがあったー!!
いったい、なにがあったー!!
どうしてムキムキ天使お兄さんになっとるんや…。
そりゃOPでタケルも泣きそうになっちゃってますわ…。
「パタモンがエンジェモンに……いや、エンジェモンさんに…」
敬語で話さなきゃいけない感じですやん…。
みんな成長期のコドモが、一番かわいい。
成熟してオトナになると、怖くなったり、ごつくなったり、敬語で話さなきゃいけなくなる。
そんな現実をあらわしているのですね……。
演出
作り手目線では、
「1話目で7人と7匹を一挙に出すとか、小説だと死ぬな…」
と思いながら観ていました…。
小説は言葉だけ、マンガは+ビジュアル、アニメはさらに+ボイス……と、こめられる情報量が大きいからこそできることだよなぁ、と。
小説でこの数を渋滞させずに捌くのは無理やねん。
あと、オープニングで、子供たちが島に向かって滑っていくところとか、滑り方の体勢がキャラをあらわしている感じで、こういうのは映像表現ならではでいいなあ~とか思うなど。
ああいう、一瞬を切り取って違いを描く、みたいなのは文章ではなかなかむずかしいからな~。
シナリオでも勉強になることはあって。入り口大事だよなぁとか。
そんなわけで、デジモンアドベンチャーでした。