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ゲノム検査会社がなぜ妊活・不妊治療noteを始めるのか?

はじめまして。Varinos(バリノス)と申します。
Varinosは「ゲノム解析技術を通じて、家族の未来をつくる」というミッションを掲げ、2017年2月に誕生した会社です。

Varinos?ゲノム解析技術?なぜ、その会社が妊活や不妊治療に関する情報を発信するnoteを始めるの?と思われたかもしれません。

Varinosは不妊治療クリニックを中心に子宮内の細菌環境を調べる『子宮内フローラ検査』や、体外受精や顕微授精後の胚の染色体に異常がないかを調べる『着床前診断(PGT-A)』などの検査を提供しており、医療機関から送られてくる患者さんの検体を調べ、医師が治療方針を決定するためのレポートを作成している会社です。

不妊治療を行う医療機関にとって、Varinosはよく知っている存在なのですが、私たちが妊活や不妊治療をされている方の目の前に登場することもなければ、皆さんがVarinosという社名を目にすることもあまりないかもしれません。が、妊活や不妊治療をされている方とは非常に近いところにいる存在です。

そこで、妊活や不妊治療に関し、医師とは違う角度で、検査会社だからこそ詳しくお話できることを中心にお伝えできればとnoteを始めました。

Varinosについて

世界で初めて「子宮内フローラ検査」を開発・実用化したのがVarinos


『子宮内フローラ検査』をご存じですか?
子宮内にどのような細菌がどれくらいいるかを調べる検査を『子宮内フローラ検査』と言います。

2015年まで子宮内は無菌だと思われていましたが、海外の大学の研究で、超微量ではありますが、子宮内にも細菌がいることが判明しました。さらに、その細菌が妊娠率に影響することもわかってきています。

子宮内フローラ2

しかし、子宮内は腸内と比べ、細菌の量が非常に少なく、どんな細菌がどれくらいいるか解析するには、非常に高度な技術力が必要です。
それを世界で初めて医療機関向けサービスとして実用化し、一般の方に受けていただける検査にしたのがVarinosです。

ちなみに、現在(2022年5月時点)においても、世界で子宮内フローラを検査できるのは数社しかありません。それほど、高い技術力を要する検査なのです。


ゲノム解析技術を応用した新たな検査が開発できる数少ない日本企業


まずは「ゲノム」について、簡単にお伝えすると…

人間だけではなく、動物や植物、そして細菌も皆「DNA」を持っています。その「DNA」がもつ遺伝情報を「ゲノム」といい、「ゲノム」により生物の特徴が決まります。

例えば、『子宮内フローラ検査』は、ゲノム解析技術を応用し、細菌のゲノムを調べることで、子宮内にどんな細菌がいるかを特定しています。

『子宮内フローラ検査』のように、ゲノム解析技術を用い、今まで世の中になかった検査を開発できるのがVarinosです。実は日本企業で検査の開発までできる企業はほとんどありません。

Varinosという社名に込められた想い

Varinosという社名は「Variant(多様性)」と「Diagnose(診断)」を掛け合わせて作った言葉で、“遺伝的多様性を診断へ生かす”という想いが込められています。

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現在は、『子宮内フローラ検査』や『着床前診断(PGT-A)』など、不妊治療・生殖領域の検査を提供していますが、今後は、がんや遺伝性疾患に対してもよりゲノム情報の活用が進むよう、新たな検査を開発していきたいと考えています。

人間のからだは一人ひとり違います。ゲノム解析でわかるその多様性を診断に活かし、「家族の未来をつくる」のがVarinosの使命です。


VarinosのSNS紹介


各SNSでも、妊活や不妊治療に関する様々な情報を発信しています。

Instagram


Varinos Voice(@varinos_voice)
いつか子供を授かりたいと望む全ての方へ、妊活や女性の身体についてのお役立ち情報をお届けしています。
https://www.instagram.com/varinos_voice/

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Varinos (@varinosinc)
妊活や不妊治療に関する情報やVarinosについての情報を発信しています。
https://twitter.com/varinosinc

桜庭喜行@ゲノム検査開発会社「Varinos(バリノス)」代表 | deleteC 理事 

(@sakurabaaa)
https://twitter.com/sakurabaaa

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