小春の話
よ「で、次は最年少の小春ですが。」
と「矢田さんね。」
よ「矢田〜〜!!!」
ば「まあまあ(笑) 小春は、生徒会ポジションというか、自分が皆を引っ張っていくようなポジションなんだよね。その辺は春希と似てる。そこから同じようなキャラの春希と出会って、『いいこいいこしてください』のあそこで、やっと甘えさせてくれる、甘えられる存在に出会えたんだよ。」
カ「自分を叱ってくれる存在というのが小春はそれまでいなかったと思うんだよね。正面切ってぼーんと言ってくれるのが春希だった。」
ば「まあ春希も叱ってるというとそうでもないんだけど。小春を受け止められる存在。今までは小春が皆を受け止める側の存在だったから、小春を受け止めれる人間がいなくて、それを春希が受け止めたことで、小春が成長していけたという、小春成長物語なわけですよ。」
よ「お兄さんポジションがやっとみつけれたというか。春希にとっては世話のかかる妹だな!なんだかんだ強がってるけど。ってか小春の成長物語って言うとなんていうか(笑)小春の甘えたい物語になっちゃってるし。」
と「今まで甘える人がいなかったから、もうどばーって流れていっちゃった結果ボロボロになりかけたと。」
ば「甘え方も知らなかったんだよね。」
と「不器用でしたよね。」
ば「雪菜みたいじゃないから。」
よ「今まで失敗を知らないんだよね、きっと。初めて失敗を経験して、人間関係がグチャって、春希がうまくやってくれた。」
ば「しかも春希も小春が受け止める側だったじゃん。クリスマスの夜までは全部受け止めてたんだよね。で、看病するところまでは受け止めたんだけど、そこから受け止める側から受け止められる側に変わるんだよね。」
よ「あー・・・そうするとCCってギャップ萌えなのかなーって(笑)」
と「ヒロインも主人公も成長しますよね。」
カ「小春かわいいなって思ったシーンってどこだと思います? 皆かわいいなって思わないシーンってないと思うんだけど。」
よ「『いいこいいこしてください』のところかなあ。」
ば「うん、やっぱあれかなあ。」
カ「やっぱあれなんだよね。異論のある人
(誰も手を挙げず)
やっぱあれなんだよね。」
と「なんか「今まででわたし一番弱いわたしかもしれません」ってところは可愛いなって思う。」
カ「あれはギャップ萌えだよね。小春って、委員長ポジションでホントは春希的なことをやってて。だから小春希って呼ばれてたわけなんだけど。だけど、実際にやったことって春希ほど徹底してなくて。そういう所がいきなり弱さに繋がってしまうわけじゃないですか。で、崩壊したときに春希が受け止めるところで、いいこいいこしてくださいになっちゃうと、可愛いんだよね。今までしっかりしてきた子がいきなり崩れちゃうとそのギャップみたいのが、自分だけ弱さをみせてくれるという。」
ば「でも、春希もそれを受け止められるのは、あの3年があるからだよね。」
と「確かに。」
ば「高校の時の春希だったら、それを受け止めれてなかった。」
カ「そうだよね。」
ば「それが3年分あって、「誰のための誠実」っていうあのシーンがあったんだよね。自分がそれをわかっているからこそ受け止められた。」
よ「小春の穴をずばずばつけたっていうのが。」
と「胃が痛くなってきた!
(全員 笑)
友情のもつれが。」
ば「まー、でも矢田さんも悪いわけじゃないんだけどね。俺あまりツイッターでは言ってないんだけど」
カ「あの話はベタであり、リアルすぎて嫌なんだよね。ああいう嫉妬はどこの学校でもあったりするのかなと思ったり。なんかやだなーと思ったりするんだけど。」
ば「まあ矢田さんはある意味タイミング良いよね!(笑)」
カ「それ言っちゃうと話が始まらないから。」
ば「なんでクリスマスパーティするのにあんなところ歩いてるんだよ」
カ「ある意味、矢田さんはどうやっても幸せになれない一番不幸な人間なんですよ。」
ば「まあ格が違うと言われてないだけいいね。」
よ「小春って、CC時代の春希の考え方を伝えるという意味で面白いキャラ設定で出してきたなーって思ってきた。」
カ「小春がってこと?」
よ「多分小春がいなかったら、あのときの春希の思考回路ってそこまでユーザが理解できたのかな。小春ルートによって、小春っていう春希と同じような印象のタイプが出てきて、そこに春希がずばずばツッコむわけで、ICの出来事があって、CC時代の春希の思考変化が具体的に見えたんじゃないかなと思う。」
ば「なるほど、確かに。」
カ「確かに小春ルートが一番わかりやすい。」
よ「ようは高校時代の春希との対比なんですよ。それが面白いなと。」
ば「千晶も麻理さんも春希が受け止められるキャラじゃないよね。」
よ「千晶はちょっと大きすぎるから。」
ば「千晶もそうだし、麻理さんも逆にかわいがってもらうキャラだから。」
よ「そうそう…う、うん…(笑)」
カ「なんだよそのゲスな笑い方は(笑)」
よ「春希は面白いポジションだった。 あくまでも物語をメタ的に考えるとね。そういうのは丸戸さんは上手いなってなって。」
ば「単純に小春は可愛いよ。」
よ「PS3版で良かったのは、モーションポートレートで小春が小動物化したこと。」
十「あれは可愛いよね~。」
カ「まだやってないわー。」
よ「あー、それはだめですね、やってないと小春の魅力30%減ですね。」
ば「結構減ったなあ(笑)」
十「小春ってずっと正しさにこだわったじゃないですか、私は正しいからって言うのは全然間違ってない。でもやっぱり物語が進んでいくうちに、間違ってる自分もってのが…、なんて言ったらいいのか。」
ば「間違ってるわけではないんだけど、気付いていくんだよね。だから、矢田さんに『誰のための誠実』って逆に自分で言ってたところがあるんだけど、そういうのってそれまでは知らなかったんだよね。春希に対してもそれが正しいとは思ってないんだけど、でも違う人への誠実さってのがあって、そういうのを受け止められないと、人って単純じゃないのかなって。そういう意味で成長物語になったんじゃないかなって。」
十「春希に対する誠実を第一にするじゃないですか。そこがね、可愛すぎて可愛すぎて。それでね、大変な目に遭うんですけど、全部それを受け止めて春希の前では笑顔って言うのがいいですよね。」
ば「あと、皆はあまり言ってないんだけど、CCサントラのあの表紙絵の小春絵は俺最強にヤバイと思う。完全に『守りたい、この笑顔』なんだけど。」
(全員 笑)
十「いやー抱きつきたい。」
カ「抱きつきたいって(笑)」
ば「微妙に憂いを持ってる笑顔なんだよね、あの笑顔。完全な笑顔ではないよね。」
よ「儚げな感じのね。」
ば「あれが凄くいなーって思う。」