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"Starlight Boys" -ルッキズムど真ん中-


2024年の年末、私は3つのオーディション番組を見ていました。
No No Girlsオーディション、Project 7 オーディション、そしてStarlight boys オーディション。

その中で、ルッキズムに対抗するスタンスで開催されたNo No Girlsと、その真逆で、ルッキズム全面肯定のスタンスで開催されたStarlight boys、それらの対比が鮮やかで大変印象的でした。

両方見た現段階での感想としては、どっちもアリだな、というのが正直なところです。

No No Girlsを見た感想は別記事に。

こちらにはStarlight boysを見た感想を書き残そうと思います。

彼らが標準装備しているもの

Starlight boysは、iQIYI(中国)とSBS(韓国)の共同制作番組で、2024年10月26日から12月28日までの期間に開催されました。オーディションとしては短め。主に韓国、中国、タイ、日本などの国々から69名が集まり、9名のデビューの座を巡って競い合いました。

いずれも過去にオーディションや練習生の経験があったり、デビューの経験があったりする実力者揃い。わずかに未経験の子もいましたがそれでもスタート段階で、すでに外見は出来上がっていました。

まず手足が長くて八頭身(シークレットシューズあり)。
お肌は白くてツルツル(顔面脱毛済み)。
涙袋100%装備。
メイク完璧アイドル仕上げ。
パフォーマンス最後の決めポーズもバッチリ。(猫の手、猫耳、ハート!)

これが69人全員。なかなか壮観です。

加えて歌、ラップ、ダンス、いずれかの得意ジャンルあり。
すでに最初の自己紹介パフォーマンスが十分ショータイムになっていました。

唯一、AI顔と呼ばれた究極ルックのXIN CHEくんは、オーディション初めてだったそうで、まったく踊れてませんでしたが。

でも終盤ではなんとか周りについていけるレベルまで成長していました。↓たった2か月しかない中で、すごく頑張ったんだろうなぁ。

ちなみに私の推しはこの3人↓でした。中国ボーイズグループIXFORM(解散)出身の、DUAN XING XING、SUN YING HAO & YOO GWAN WOO。

3人とも評価・注目度が高く、高順位で勝ち進んでいた・・・のですが、二人が途中で辞退、一人はファイナルで脱落。とっても残念でした。

ハイレベルなパフォーマンス

Starlight boysは外見だけでなく、パフォーマンスもみんなハイレベルで、グループ発表の際に、毎回ポジション争いがありました。その中で特にセンターとなる "Polaris"ポジションは誰もが欲しがります。Polarisを務めるとボーナスポイントがもらえるのです。でもグループ全体の評価にも大きく関わる大事なポジションなので、メンバー同士の投票で慎重に選んでいました。

中間審査の中で印象に残っている作品をいくつかピックアップして貼ります。

練習風景を見ていると、途中からケガ人が増えてきて、無理を押して頑張っているんだなぁと感じました。カメラが回っている前ではみんな明るい表情だけど、裏ではだいぶ苦しかったのでは・・・。私が推していたYING HAOくんと、XING XINGくんもすごく痛そうにしていました。

ファン投票

Starlight boysでは途中からファン投票が導入されました。iQIYIのアプリから誰でも好きな候補生に投票できるのです。そして課金すると投票数を増やすことが出来ました。

ファン投票でポジション決めをする場面もあり、本人の希望とは微妙に違っていて、それがまた面白かったです。

しかしファン投票はパフォーマンスの上手さというよりも、実際に人気があるかどうかが大きな要素になってくるので、シビアだな~と感じました。日本人も頑張っていたのですが票が足りず、最後まで残っていたHIKARIくんもファイナル直前、あと一歩というところで敗退でした。すごく仲の良かったLINGQIくんがその結果に号泣していたのを見て、こちらまで涙が・・・。

番組内でオフショットもたくさん流されて、候補生たちの仲の良い様子が微笑ましかったです。可愛いぬいぐるみを部屋に置いていたり、外出の際にはうさ耳の帽子をかぶっていたり・・・。

そして迎えたファイナル、テーマソング ”Good Luck” 18人パフォーマンス。

最後の審査で披露された2つのパフォーマンス。

2か月に渡る激戦を終え、"POLARIX"としてデビューが決まった9人がこちら。

シャオ・ズフン、イ・ジュニョク、ホ・セファン、シンチェ、ペンター、イ・ハンギョル、ザイ、ヤン・ドンファ、イ・ダウル

見た目もパフォーマンスも

ルッキズムを単純に奨励したくない気持ちはありますが、しかしそれも含め、頑張っている彼らのことは、やっぱり応援したくなるなぁというのが、見終わった際の感想です。

既に契約している事務所を持つ子たちの場合、たまに新たな契約先との行き違いがあったりして、トラブルに発展する話を耳にしたり・・・(同時期に開催されていたProject7でデビューが決まった日本人のSAKURADA KENSHINくんが、どうもそのようです・・・)
ハンギョルくんはこれが5回目のデビューで、BAE173にも在籍している状態だったり。なかなかK-POP業界も複雑な様子ですが・・・

デビューがとても楽しみです!活躍してほしいなぁ!

Starlight Boys 公式YouTube
POLARIX 公式X 

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