見出し画像

今更ながら死印をクリアしたので感想

エクスペリエンスから発売されている心霊ホラーADVシリーズ、その全3作のまとめセットがつい先日発売されていたのを見つけて買ってしまいました
実を言うと死印については数年前に何らかのセールの時にPS4版で買ってはいたのですがガッツリ長期間積んでしまってました、お恥ずかしい限りです
とはいえ新規DLCであるカエラズの遊園地はSwitch版でないと遊べないようだったので結果としては良かったかも知れません

めちゃくちゃ怖い

導入が怖い

めっちゃ怖いです、怖かったです
このゲーム、主人公はシルシと呼ばれる呪いの影響で記憶がなくなった状態で物語が始まります
そして謎の洋館、九条館にたどり着き、そこで謎の喋る人形、メリィと出会うところから物語が本格的に始まるのですが…怖いです、ここまででもメチャクチャ怖いです
最初に軽くシルシに関係する噂話を通りすがりの女子高生がしているのですがまぁ怖い
THEジャパニーズホラーテイストの始まり、シルシという謎、なんか喋る人形…
怖素晴らしいですね…

システムが怖い

このゲームの特徴として心霊現象の元凶である怪異と呼ばれる存在についての情報を収集するという部分があるのですが、これがもうめちゃくちゃ怖い、怖すぎる
方向キーでマップを探索しさらに詳しく調べたい部分にスティクを動かし懐中電灯を当て、調べるわけです
これがもうめちゃくちゃ怖い
マップを移動する際、新しい場所に移動すると…見えるわけです
なんかやばそうなシルエットが…フワッと…
そしてどれだけ嫌でもそのシルエットに光を当てて調べる必要があるのです…怖…
この探索部分が日本ホラー映画を見ている時のうわぁ…嘘だろ…怖…やめときましょうよ…感をすごく上手く再現していると感じました

怪異が怖い

今作に登場する怪異と呼ばれる存在はその誕生の経緯から人間をめちゃくちゃ恨み憎んでいます、その誕生の経緯やロジックが非常にしっかりしているのがとても良いです、怖さに幅を与えてきます、恐ろしい
デザインももうほんとに怖いし…なんかめっちゃ動くし…うわぁ…嫌ァ…
元にした都市伝説や心霊現象は何かしらありそうではあるのですが今作に出てくる怪異は都市伝説等からの引用ではなくオリジナルの存在でそこもまた意味があったりするのがとても面白く、自分のその手に対しての知識が全然役に立たなかったのが恐怖のスパイスとなりめっちゃくちゃ良かったですね…
個人的には森のシミ男が好きです、一番理解できなくて怖かった

怖い以外の部分

魅力的な登場人物達

今作に出てくる登場人物はみな腕に浮かんだ謎のあざであるシルシ浮かんでおり、それに対し藁にもすがる思いで九条館を訪れます
その関係で登場人物の数は結構多く、全員キャラがめっちゃ濃いです
生意気なショタガキ、オカルト女子高生、不良元警官etc…
会話パートがそこまで多くないにも関わらずそれぞれめちゃくちゃキャラが濃いです
特にクビにされた元警官である真下は刺さる人にはめちゃくちゃ刺さるし一部の女性の方から熱狂的な支持を受けそうなキャラ造型を感じ取りました、僕も主人公以外だと一番好きなキャラです、あの太々しさがたまらない
そんなサブキャラ達より濃いのが主人公だったりするのですがそこはプレイして貰った方が早いかなと思います、色々と

え、エロい

見出しの通りです、一部怪異に襲われてる被害者のCGが妙にいやらしいです
最初見た時は少し困惑しましたが、世界観を壊すような媚び媚びサービスカットではなくむしろ恐怖に対しての最高のスパイスとなっててめちゃくちゃいい味を出してた様に思います
エログロナンセンスというようにエロとホラーと無惨な姿は古来から食い合わせがいいのかも知れません

最後に

今回記事を書いた心霊ホラーADVの1作目である死印は恐怖という部分に正面から向き合っためちゃくちゃ面白い作品でした
題材が題材なので人を選んでしまうのだがそれでも是非プレイして欲しいと思う作品でした
筆者のように心霊ホラー3作品セットを購入するのが望ましくはあるが、本作単体で言えば過去に500円で購入ができるセール等もあったのでお試しで買ってみるのもアリだと思います
個人的にはめちゃくちゃ長い期間積んでしまっていたゲームをクリアできたというのもありその辺の感動も多分にあったりします

まだ何故か残暑の残る9月、暑さを吹き飛ばすような心霊体験を寝苦しい夜のお供にするのはどうでしょうか
それでかえって寝られなくなるかも知れませんがそこはその…自己責任ということで…

いいなと思ったら応援しよう!