2024/05/19ブックガイド サッド・バケーション

サッド・バケーション
飯村大樹

数々の本の装丁を手掛けている飯村大樹さんの、本人曰く雑文集。この本も装丁が洒落込んでいて薄くて良い。繊細な文章が飄々と流れていく。恋人と別れた事も書かれていたが、パートナーと付き合うのをやめてもらったという書き方に優しさが滲み出ている。311の事も書かれており、ふわっと記憶が蘇ってきた。タイトルが青山真治のサッドヴァケイションからの引用なのもクール。

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