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あさひ投機紀行 天国篇第八歌

一般的に、「ギャンブルと投資はちがうもの。恋愛と結婚はちがうもの。」だと言われるけれど、本当にそうだろうか?
印象だけでいうと、ギャンブルと恋愛は理屈よりも感情が優先されるもので、投資と結婚は感情よりも合理によって行われるものだ、と思われていそうだ。しかし僕の考えだと、これらは制度化されているかのちがいだけで、どれも感情から始まるものだと思う。合理的な投資や、メリットを考えた結婚なんて、実際は誰もできていない…だろう?できてる?
僕は投資とギャンブルに差はないと思うし、恋愛と結婚にも差はないと思う。どちらも……結局、感情からスタートして、相場環境には向き不向きがあり、結果的にうまくいくか、いかないかの勝負なのだ。どうあがいても相場の上がり下がりが確実に読めないように、結婚生活がどうなるかなんてわかりゃしないものだ。僕は恋愛がまったくへたくそだったし、結婚のメリットなんてなにも考えなかったけど、結果として結婚生活はめちゃくちゃ楽しくうまくいっている。

ところで、旧NISAは2022年で利用可能額の4分の1くらいしか使われてなかったらしい。これも制度自体がよいかどうかってことよりも、「賭場感」がないからチャレンジしてみようという気持ちが起こらないのだと思う。感情の問題なんだよ、たぶん。みんな「賢い資産運用」なんてものよりも、「人生一発逆転」を望んでるのだ。それがひととして当たり前の感情だろう。だから「運用益が非課税」よりも、「さいころ振って偶数が出たら運用益2倍になる😁(奇数ならゼロになる😵)」とかにすればいいのにな。な?
せめてニーサとか気取った名前じゃなくて「税金かからんラッキーエリア(略して「ゼカラエ」)」とかにすればよかったのにな。あるいは、「卍NISA卍」とかにしたほうが人々の求心力となったのではないかと思う(「卍」は装飾で、意味はない)。そう思いません?

このように考察してみると、やっぱ投資のコツには感情が大きく作用しているように思われる。チャートのテクニカル分析やファンダメンタルズ分析の勉強と並行して、メンタルコントロールの一環として、麻雀まんがで「負けっぷりのよいひとの立ち居振る舞い」を学ぶのがよさそうだ。『天牌』がよいと思う。凄腕の博徒が次々と出てきて、ひたすら麻雀で闘い続ける、ドラゴンボールみたいなまんがだ。むかし40巻くらいまで買って読んでたが中断しちゃっているので、このさき投資で儲けたあぶく銭で全巻を買い集めようかと考えている。

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