マルチメディア時代のウェブ表現のヒントは、ウェブ上にはないかもしれない
こんにちは、ばにです。今日の記事は調べ物をしすぎてちょっと固い文章になってます。よかったらお付き合いください。
最近のウェブサイトってぜんぶ同じに見えませんか?
グリッドベースから、グリッドを外すデザイン・レイアウトにしてもそうだし、たくさん並べられている言葉も正直飽きました。
マテリアルデザインも、新しいフラットデザインも、それだけでは楽しくない。配置されている動画の中身は面白く仕上がっているのに。それが連動していないんですよね。
素材はすべて揃った
文字情報・写真・グラフィック・動画(音情報も含みます)・アニメーション。そして、それを閲覧する様々なデバイス。マルチメディアのすべてのメディアが揃った今、情報を並べているだけ、記号的な配置だけではいけない気がするのです。
これからの課題は「心を動かすこと」
これからのウェブサイトで提案していかなくてはいけない課題は「心」です。いかにユーザーの感情を刺激し、
・驚きや気付きを与える(はっとさせる)
・印象に残り、とどまる
・行動を起こしてしまう
(今までのように誘導するのではなく、ユーザーが自身の判断で行動する)
ような情報設計(デザイン)を行うこと。
ユーザー自身が自由に行動できるエリアを用意し、「遊んでもらうこと」と言ってもいいかもしれません。
心を動かす、つまり「感動」させること。笑ったり、泣いたり、楽しくなったり・・そういったことがウェブサイトでもできれば、成果が得られ、さらに楽しいという一見矛盾した要望にも応えられると思うのです。
ヒントは、ネットのソトの世界にあるかもしれない
この答えは、現在公開されているウェブサイト上にはないかもしれません。これまでのウェブサイトの歴史のように、きっと違う場所に答えがあると思っています。例えば「バラエティ番組」「ドラマ」「映画」「ゲーム」では、驚きと気付きの連続です。楽しくて続きがみたいから同じチャンネルのまま。気がついたら休みの日をすべてゲームに費やしていた・・。みたいな。
海外のプレゼンテーションなんかもすごく良いのがありますよね。海外プレゼンテーションの場合は、「帰りたい」と思われ席を立たれたら結論を聞いてもらえませんから。*1
「気がついたらポチってました」は的を得ている気がする
ネット上で「商品情報を見て、気がついたらポチってました(気を失ってた)」という表現、見たことはありませんか。さらにポチったことも意識していなくて「気がついたら届いてました」という恐ろしい表現もあります。
私は、この表現はすごく的を得ていると思っていて。無意識のうちに(あるいは夢中で)、会員登録を済ませ、支払い方法を入力し、購入ボタンを押していた、というのは、ウェブサイト *2 にとって理想的な流れなのではないでしょうか。
本当にそうなのか、意識があったんじゃないかとか野暮なことは言わないでくださいね。「それくらいの魅力があった」、ということが重要なことなのです。
この感動をデザインに取り入れられたら、最初にお話した「つまらないサイト」も「おもしろいサイト」に変わっていくかもしれませんね。
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*1 日本人はじっと我慢して座っている人が多いような気がします。私も席を立つことができないほうです。
*2 ちょっとこの言い方も古い気がしてだんだん気が引けてきましたが、スマホアプリも含めたネット情報のことを指しています。
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