インド マハーバリプラムを観光した時の写真
現地休暇中に、仕事仲間のインド人に観光へ連れて行ってもらったので、その時の紹介をしていきたいと思います。
今回連れて行ったもらったのは、「マハーバリプラム」
全く聞いたことがなかったので調べてみると、「マハーバリプラム」はチェンナイから南に60kmに位置していて、かつて1000年以上前に貿易の拠点として栄えた湾岸都市。巨大な岩を彫って造られた「石窟寺院」や、岩から彫り出した「石彫寺院」、石を積み重ねて造られた「石造寺院」といった古い様式の寺院や彫刻・レリーフを見ることができるそうです。
下の動画に今回撮影した観光的写真をまとめてあります。
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今回インドで初めての観光地ということでワクワクしながら車で移動していた時、山羊と羊の群れに遭遇しました↓↓↓
車は当たり前のように立ち往生↓↓↓
インドでは様々な動物たちが道路を我が物顔で歩いていて、車やバイクが一時停止を余儀なくされることがしばしばあるとのことです、、さすがインドとしか言いようがありません。
ホテルから車で約2時間かけて到着しました。
最初に着いたのはファイブ・ラタ(5つの石彫り寺院)↓↓↓
少し離れたところから見ると、単に幾つもの寺院が建っているようにしか見えませんが、実はこの寺院は全て巨大な1つの花崗岩から彫り出されたもので、建造物ではなく「彫刻」であるとのことです。
次に着いたのは下の灯台。
上からの景色もなかなか原始的な感じで美しかったです↓↓↓
こちらはマハーバリプラムで一番の見所といっても良いのではないでしょうか?斜面の途中で止まっている巨石。なぜ止まっているのか分からない、不思議な巨石は「クリシュナのバターボール」↓↓↓と呼ばれています。かって王が5頭の象を使って動かそうとしたものの、びくともしなかったと言われています。
こちらは「アルジュナの苦行」と呼ばれています。高さ約9m、幅約27mという巨大な岩に彫られたレリーフで、世界最大のレリーフと言われています。19世紀まで砂に埋もれていたそうで保存状態もよく大変綺麗ですね。
ガンジス河を地上に下すためのアルジュナの苦行が彫られていることから「ガンガーの降下」とも言われているようです。
最後に観たのはこちらの「海岸寺院」です↓↓↓
海岸寺院は現在も海のそばにありますが、創建当時はもっと海に近く波打ち際に建っていたそうです。建てられたのは7世紀後半。南インドを支配したパッラヴァ王朝の最盛期ナラシンハ・ヴァルマン2世によって建立されました。かっては同じような寺院が他にも6つあったそうですが、他の寺院は全て海に沈んだそうです。この寺院も2004年の大津波を受けました。
マハーバリプラムの他の寺院は岩山を削った石窟寺院だったり、岩山から彫り出した石彫寺院でしたが、この海岸寺院は石材を切り出して加工し積み上げるという建築様式をとっています。
現在の私たちからすると石の寺院といえば切った石を積み上げて建てるのが当たり前という気がしますが、南インドで初めて、そのようにして造られた石造寺院がこの海岸寺院です。
というわけで、カンボジアのアンコールワットとまでは言いませんが大変趣のある素敵な遺跡群でした。
世界にはまだまだ遺跡や世界遺産が残っているので、すべて訪問してみたいです、、
今回は観光写真をアップしましたが、次回はマハーバリプラムでの人々の様子をお伝えしていこうと思いますので乞うご期待。