カナダの公立小学校の宿題がオンライン対戦ゲームだった件
息子の青鬼オンラインのハマりっぷりを見ていると、こんなにのめり込むような教育ゲームを開発したら、子供の教育水準が一気にあがるんじゃないか?と考えたのは私だけでなく、カナダの教育省も同じようです。
”ゲーム=悪” から ”ゲーム=良いツール” と、日本の文部科学省も考え方を180度変える時が来ているにも関わらず、動かない、または動きが超スロー。
40代の私ですら、世界の動きの速さにマゴマゴしているのに、子供達の教育内容を決定する方々がもっと年配だと思うとゾッとします。
さて、カナダの小学校の宿題はプリントもありましたが、算数はこんな感じでした。
IXL
毎日、1日20分と決められていて、本人の好きなところをやってヨシ。もちろん、20分以上やっても良い。やる気のある子はどんどん進むシステム、さすが合理的って思ってました。
そもそも、算数の授業は同じ小学3年生でも、1年生の授業へ行く人がいたり、6年生の授業へ行く人がいたり、能力によってクラスが違うんです。
娘によると、上の学年が遠足に行っていなかった時、算数できる子は退屈しちゃうから先生がスペシャルなプリントあげてたよ、とのこと。
日本は「できない子をどうするか?」に重きが置かれていて、カナダは「できる子をどうするか?」に重きが置かれている。どちらが経済的に有効か?どうして日本の平均所得だけ先進国の中で上がらないのか?あー、コレを語りだすと熱が入るので、ここら辺で。
さて、カナダでは、できない子が落ちこぼれのレッテルを貼られることもないのもすごいところ。
「あの子は算数は苦手だけど、他のことができるから。」という感覚。年に1回タレントショーや月1回のshow & talkで、自分のできることをアピールする訓練を積んでいる。
しかし、IXL、私も多少解いてみたけど、あまり面白くない。これは、やらない子多いだろうな、と思っていたら、ついに算数の宿題がオンライン対戦ゲームに!
Prodigy
その名もプロディジー。自分で、好みの名前と主人公を選んでから遊ぶんだって。画面見てたら、正解するごとにゲームで遊べるようになってる。ヘンテコキャラが火ふいたり何か投げたり、ドラゴンクエストみたい。
娘は「私、アリアナちゃーん!」と言いながら喜んでいたのもつかの間、問題が難しいらしく(英語だし)、「分からなーい!」とギャーギャー言いながら取り組んでいました。日本の教育頑張れ!
世界の子供達と対戦!
実はプロディジー、オンラインで世界中の子供達と対戦できるんです。授業が早く終わった時は学校でプロディジーをするそうですが、オンラインで対戦した相手がインドから接続した相手(インド人)だったと言っていました。
毎日の算数の宿題が、ドリルの日本人VSオンライン対戦ゲームのカナダ人、勝敗の行方は10~20年後の国力で振り返りましょう。
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