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諏訪尽くしの旅―食べて、飲んで、ゆっくり休んで―

諏訪だけでなく、長野県そのものがいろいろな農産品の宝庫だ。有名どころで言えば、リンゴ・ブドウに代表されるフルーツ類。高原地帯で育まれる牛からとれる牛乳やそれ加工した品々(チーズ・ヨーグルト・ソフトクリーム等)。酒も日本酒・ワイン等豊富にある。

①蕎麦

信州そばと言えば、名産中の名産。説明するのも憚られるくらいの定番だ。蕎麦を育てるのに適した気候なだけでなく、水もちょうどよい。おいしい蕎麦を作る条件はそろっている。諏訪に限らず、長野県へ行った時には、1度は食してみたい品だろう。できるなら、店も変えつつ。うどん県で言うところのうどん屋巡りの要領で。

②乳製品

これも諏訪に限らない。高原に行けば大抵牧場があり、そこで作られた牛乳を飲めたり、スイーツを食べられたりする。諏訪にも霧ヶ峰高原の方面に行けば、地場産の牛乳を使ったスイーツを手軽に楽しめる。きれいな風景を楽しみながら、ソフトクリームをパクリ。シュークリームでもいい。甘いもの好きなら、行ってみて損はないだろう。苦手な人は牛乳でも(これも十分においしい)。

③日本酒

諏訪には数件の蔵元がある。神社仏閣が多いこと、城下町(高島城があった)であったことが影響しているのだろうか。詳しくはわからないが、日本酒造りが盛んだ。神渡(みわたり)や御湖鶴(みこつる)など、諏訪湖や諏訪大社にちなんだようなネーミングがあるのも特徴だ。日本酒好きなら、諏訪に行った時に酒屋へ行って買ってみても良いだろう。

④ワイン

信州ワインは甲州ワインと並んで、国産ワインの双肩をなす(というと大げさか?)。道中で寄った酒屋の方によると、甲州ワインは地元で作られた品種でワイン造りを行うことが多いらしい。反対に信州ワインはメルローやカベルネなどと言った、世界的にも一般的な品種で造られることが多いらしい。理由はよくわからないが、そういう特徴があるようだ。

今回行った時は諏訪の隣の塩尻のブドウ、そして塩尻のワイナリーで造られた赤ワインを買った。メルローということもあり、パンチは控えめ。赤ワインが苦手な私でも、非常に飲みやすかった。フルボディなら、無条件でこってりした料理なのだろうが、ミディアムボディなので、肉料理と合わせるならさっぱりめのものにするとよさそうに感じた。(あくまでも素人の意見)

ざっと、4つに分けて紹介してきた。諏訪に限らず(すでに紹介している品々が諏訪の領域を外れている気がするが…)、長野県全体を見ても、グルメには困らない。山間部に行けば、ジビエや山菜もある。南信州に行くと、お茶の産地もある。行く先々によって、個性あるグルメを楽しめる。それがこの地域の面白いところだ。

食べて飲んだら、あとはゆっくり温泉・ベッド(布団)で夢心地。せかせかする毎日が馬鹿らしくなるくらいにのんびりと。これがいいのだ。


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