おふろスキーからお笑いを学んでいればこんなことにはならなかった
おふろスキーからお笑いを学んでいればこんなことにはならなかった。
いつもそう思う。自分の人生を振り返ると、なんでこんなにも文句が出てくるのか。(これを私はモンカーと呼んでいる) 不思議なものだ。
自分の部屋をあさっていると、1年前に書いた卒業作文のようなものが出てきた。そこに書いてあったものを今から発表したいと思う。
題名 この際だから不満をいっちゃおう
内容 ・ガラケーを使っている話
・お笑い芸人になりたいと言うとニヤニヤ されて殺したくなる話
・aikoを知らない友達に「曲のセンス無い ね」と言われた話
・関東出身の友達に「おもんな」と言われ 腹が立つという話 など
覚えている。この作文を先生に見せたらめちゃくちゃ笑ってくれた。
嬉しかった。
覚えている。数日後、その先生と相方(以後マヒロ)に呼ばれ、行ってみるとマヒロが作文を読んでくれた。
嬉しかった。
覚えている。マヒロの作文は宇宙という壮大なテーマをもとに、お笑い芸人としての可能性や、それに対する感謝、意気込みを書いていた。
泣きそうになった。
感動で泣きそうになった。それと共に恥ずかしさで心が熱くなった。
優秀な作文を書いた生徒は各々のクラスで発表をすることになり、もちろん僕は選ばれず、マヒロは選ばれた。そのときにはもう学年三送会で漫才をすることが決まっていた。
なので、発表をする生徒たちの集まりが行われている教室の隣の教室で1人でネタを書いていた。
あの時の寂しさは異常だった。
思えば子供の頃にバイキンマンが好きだったところからはじまっていたのかもしれない。
今までの文(スタバ論など)を見てくれた人にはわかる通り、こうしてプロのモンカーになった。
今日もおふろでaikoの曲を聞きながらネタを考える。ふと見ると、スピーカーのランプが赤く点滅していた。
赤い点滅は「いつまでも考え事をしてるな」と僕に文句を言っているように見えた。
おふろスキーからお笑いを学んでいればこんなことにはならなかった。
と今日もまた思う。 またやろう。
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