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【22卒】ノリで挑んだGoogle 2

初めての方も,そうでない方も

こんにちは.

それがし,東京のしがない大学院生,りゅうと申します.

【前回のおさらい】

この記事は第二話となっております.詳しい自己紹介や,挑んだ背景,これまでのいきさつなどは上の記事に書いておりますので,是非一読ください.

ここで,初めての方もいらっしゃるかとは思いますので,軽いおさらいを書いておきます.

田舎で生まれ育った私は,大学で上京してきました.
そのまま,同じ大学の大学院に入学し,現在に至ります.
実家は亭主関白な父が経営する中小企業で,元々はそこに就職する,つまり就活をしない予定でした.
しかし,父との関係そして,幼少時代に受けた厳しい校則からの反発から,もっと自由にいたい,社会に縛られたくないと思いから,より自由で頑張れる環境すなわち「Google」という場所を目指し始めます.

そして,紆余曲折を経,技術職つまりデーターセンターテクニシャンという職種の書類審査を通過することができました.

ここまでが以前のおさらいです.

【Hello from Google】

これまでの「飛び込み営業並みの希望のなさ」を考えると,想像し難い展開です.
Googleからメールが来た時,あ,Googleさんやっと思い出して,

おとといきやがれ(ヾノ・∀・`)ムリムリ

を,
「オブラートに三重にして桐の箱に入れて風呂敷に包んで伊勢丹の紙袋にそっと入れた」くらいの丁寧さでお断りされるんだろうなと思っていましたが,そう言った雰囲気ではありません.

「メンヘラ女子のいきなり謎長文LINE」レベルで長いうえに,英語でやたらカラフルに書かれていて,

なんか海外の怪しいポルノサイトに登録したっけ・・・?

っていうくらい,メールボックスの中で異様な雰囲気を醸し出しています.

いつも怪しいメールは削除するのですが,流石の事態に重い腰を上げ読んでみると,

  • ハ〜イ,おめでと〜

  • 今度書類通った人だけに説明会があるよ

  • オンラインで30分面接したいんだけどいつがイイかな?

ざっくりいうとこんなことが書かれていました.

おいおいマジで通っちまったよ...

嬉しさより驚きが遥かに上回っていました.
まるで幼少のころ,異性として認識していなかった幼馴染で仲のいい女の子と遊んでいたら,「ねぇ,〜〜くんのこと実は好きなんだ」と急に告白された時のような驚きと困惑を感じました.

そうか,Googleおまえの気持ちよくわかった.俺が幸せにしてやる.

と,今すぐ答えたい気持ちをグッと抑え,一番遅い日に面接をセッティングし出来るだけ時間稼ぎをすることにしました.
それでも二週間程度しか時間が無く,「精神と時の部屋」で準備するくらいの必要がありました.

一方説明会なのですが,ちょうどオンライン授業と日時がかぶっていて休んで参加する予定だったのですが,教授が家の鍵かけ忘れたの思い出す軽さで,
「あ,思い出したけど今日プレゼンしてもらうわ.」
と足止めをくらい,残念ながら参加できませんでした.

急いで不参加の連絡をします.

グーグル:「いまどこ?」
自分  :「ごめん、説明会には行けません。いま、シンガポールにいます」
グーグル:「これないって,シンガポール?」
自分  :「この国を南北に縦断する地下鉄を私は作っています.本当は,あの頃が恋しいけれど….でも,今はもう少しだけ知らないふりをします.私の作るこの地下鉄も,きっといつか,誰かの青春を乗せるから.」

というふうに無事不参加の旨をメールしました(嘘).

しかしGoogle,どこまで優しいんだ,マザーテレサか.
なんとリクルーターの方が私のために説明会のレコーディングを共有してくれたのです.名探偵コナン「異次元の狙撃手スナイパー」の「了解」レベルで感動しました,惚れました.

そして後日,送ってもらったレコーディングを見ることに.
すると,不思議と次の面接に勝機を感じ始めたのを覚えています.

というのも,求める人材像やレベルを聞くに,考えていたイメージと少し違っていたからです.
「日常会話においてもルー大柴になってしまうくらい英語が堪能」で,「幼い頃データセンターに捨てられ,その後はコンピュータに育てられました」レベルでITに強く,「第二言語はc言語です」みたいな人たちではなく,自分から能動的に動けて,対応力がある,「グーグル的な精神を持った人」を求めている印象を受けたからです.

私はIT系の知識や能力,英語の流暢さには自信はありませんが,「出川イングリッシュと大阪のおばちゃんのハーフ」並みの押しと愛嬌,負けず嫌いの精神で乗り越えられるのではないかと根拠のない自信が湧いてきました.

【圧倒的準備...っ】

とまあ精神的な面でいくら自信があると言っても,荒野行動ではないので丸腰で戦場に行くわけにはいきません.
さすがの私も少し知識の完全武装をして臨むことにしました.

説明会やメールで送られてきた資料によると,どうやら1回目の面接では技術的なことがメインで聞かれるらしい.
「Linux(OS)の知識」と「ネットワークの知識」と,「ハードウェアの知識」の三点が必要とのこと.

よし,,,何勉強したらいいんだ.

まずはここからでした.
悩んでも始まらないので,私の駆け込み寺であるゼミの教授に教えを乞います.
ネットワークとかハードウェアOS系の本を教えてもらいました.

とりあえず以下の二冊を読むことに.

...高い!新国立競技場の経費か!
大学に入り常々感じるのですが,こういう専門書高すぎると思いません?
と思いつつ仕方ないのでメルカリを活用し涙を飲んで購入.
面接までの約2週間,集合体恐怖症の人が失神する程度には穴が開くくらい読むことに.

まずネットワークの方は,暗記するような知識ではない上に研究でインターネットインフラを勉強したこともあり,ある程度読んで70%くらいは理解することができました.

しかしそこに彗星の如く現れたダークホース「Linux」!!

なんだこのコマンドとかファイル・ディレクトリ名の多さは・・・!

覚えることがディズニーランドのゴミ箱くらい多いし,初見殺しの専門用語の羅列に勝ち目がありません.
すると,頭のなかでLinked Horizonが歌い出します.

Seid ihr das Essen?
Nein, wir sind der Jäger! (訳:君たちは獲物か?いや、我らは狩人だ!)

Linuxという巨人に挫けそうになるも,負けず嫌いな性格から,この状況をどうにか打破できないか考えました.

そこで,同じシリーズの問題集を購入.(参考までに↓)

全てのコマンドや知識を暗記するには時間がなさすぎたので,問題と答えを脊髄反射で解答できるくらいの勢いで覚えることにしました.
しかしこの時点で残り三日で,全体の半分しか覚えることができずその状態で面接に挑むことになりました.
(内容構成が101,102と,モンハンの上位下位のように分かれているのですが,101しか勉強することができませんでした)

結果,準備のレベルとしては,
・インターネットがどのように動いているのかは説明できる.
・Linuxコマンドは基本的なものだとわかる,けどオプションはほぼわからない.
・ハードウェアはノー勉.以前自作パソコンを作ったことがあるよ程度の知識.

と言った感じです.迫り来る欧米の近代装備に対して,侍が3人,刀一本で挑むような心許なさです.さあどうなってしまうのでしょうか?(他人事)

【終わりに】

拙く無駄に長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました.

前回の作品,初投稿にしてとても好評で10スキもいただきました!!本当に感謝しかないです.
さて今回の話はいかがだったでしょうか.続き,,気になります,,,??
続き知りたい!面白かった!と思っていただけたらどうかスキまたはフォローしてくれるととてもとても嬉しいです.スキが多ければ頑張って書き続けます!!!
インタラクションが多ければ次回は12/10までに絶対投稿したいと思います!約束します!

また,質問などあればお気軽にコメントください.
答えられる範囲でお答えします,インタラクションがあるととても嬉しいので是非是非是非おねがいします!

ありがとうございました!








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